新エンジンを造り始めました


以前の直線番長ぶりがすっかり存在感を失った nao RS。
クランクに問題がある疑いが強いのでケースから新造する事にしていました。

決意したのは mcfaj RD2 Fisco が終わった直後なので、随分過ぎてしまいました…
部品は全て購入してあって、総額約16万円。
これだけ掛けた以上、失敗は許されない!

んで検品して見ると、部品の作りがかなり荒いですね。
バリは物凄いし所々巣のような物も開いています。
もう2000年代の頃のような品質は期待出来ないのでしょうね。

んで、バリ取りから始めたワケですが、ウォーターポンプの軸受けベアリング付近に
バリと言うより整形不良とも言えるレベルの形状不全が。
厚さ2mm 位の帯になった部分が不自然にケースにあります。
比較対象に 98エンジンを確認したら、やっぱりこの帯部分は存在していない…
イメージ 1
イメージ 2


ギアに干渉したりする部分じゃないので、機能的には問題無いのですが、よくこんなのが
検品通ったな!?って言うのが不思議。
一応購入元に問い合わせて見たら、どうも最近のケースはそうなってしまっている様子です。
金型の更新が無く、修正して部品を製造しているそうな。
なるほど、妙に荒い作りだったり巣が開いていたりするのもそう言う事か。
RS125R も最終型は 2004年ですから、そりゃ金型も痛みますよね。

仕方無いのでバリ修正して使用しましょう。
修正完了!
イメージ 3

ケース全体を一通り修正しましたが、結論から言うと今回のケースも期待出来ません。
ウォーターポンプベアリングが妙にゴリゴリしていたので、交換する事にしました。
ところが、ベアリングを入れようとすると妙に固い。
この部分は以前のケースでは緩めの勘合だったのですが、とても固い。
固いのはベアリング全周じゃなくて1箇所。
多分真円が出ていないっぽい。。。
入れて見たらやっぱりゴリゴリする。
う~ん、ま、仕方無い、流石にこんなベアリングホールは修正出来ません。
他のベアリングは一応スムーズに回ったけど、早くも信頼を置けないケースになってきました(汗)
クランクシャフト組んだ時にスムーズに回るかな???

なんだか98エンジンをベースにした方が良いエンジンが出来るような気がしてきました(滝汗)
年々2サイクルには厳しくなる世の中ですが、部品にしてもそうなんですね。
注文したら揃っただけマシって事でしょうか。
あ!どうやらシリンダーは今あるだけで販売終了になるそうです。
他にもチャンバーが廃盤って噂もあるし、大物部品が必要な人は要注意です。