フロントブレーキトラブル


前回のスポーツ走行にて発生したフロントブレーキトラブル。
走行前に随分と消耗したブレーキパッドを交換したのですが、それが切欠のようです。

何が起きたのかと言うと…

走行開始して直ぐにブレーキレバーが遠いな?と思ってリモートアジャスターで調整しました。
が… 直ぐにまた遠くに。
あれ?と思いまた調整を試みるも既に一杯!そして無理やり回したのでアジャスター破壊(泣)

ピット入ってリザーブタンクからオイルを少し抜き取って、レバーの感触が戻ったのを確認してコースイン。

しかし再発…
さらにストレートが超遅い、205km/h しか出ていない。
さらにやたらとブレーキが効く。
これはオカシイ!最初からブレーキが掛かっている様子だ!って事で1周でコースアウトしてパドックへ引き返しました。

確認するとやたらと引きずってます。
さらにブレーキの熱の持ち方が異常です。
このまま走行していたら直ぐにフェードしてたでしょうね。

う~ん、何だろう??と思ったのですが、そう言えば一昨年に Jara さんが同じような感じでトラぶってましたね。
対策は、マスタータンクを大型の物に換えたら直ったと。
確かに naoRS は小型のマスタータンクを使ってます。


と言う事で確認と対策を実施です。



マスタータンク大型化
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ゲイルスピードのマスタータンクを入手していたので、それを利用しました。
naoRS はクリアランスが全てミリ単位で交わしているので、搭載方法に四苦八苦(汗)
何とか収まってマスタータンク交換は完了。
結局、メーター周りのレイアウトが大きく変わる事になりメーターパネル大改造。
当然配線周りも変更が必要で、この作業に丸2日要しました… 125 はメーター周りが狭すぎて大変です。


マスターシリンダーオーバーホール
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まだ新品ですし、可能な限りって事で基本的にプッシュロッド部分の分解掃除とグリスアップです。
前々からレバーの調整範囲が足りないとは思っていたので、プッシュロッドのタップを切り直して調整範囲を拡大しました。
ついでに、ブレーキレバーの角度と形状が気に入らなかったのでプレスを駆使して整形しました。
バナナ状のレバー形状から、出来るだけ直線的になるように整形。
これで多少握りやすくなったかな?


ブレーキキャリパーアルミピストン化
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これは裏技です。
ブレーキキャリパー自体は前々から重くて不満があったのですが、ピストンが鉄なのに気付きました。
同じキャリパーを使っている TZ250(5KE) はアルミピストン。
コストダウンで鉄にしてるな…
と言う事で、TZ のパーツを使ってアルミピストン化しようと思ったのですが、高い!!
とても買えません…

諦め掛けたところで、ネットで情報を拾いました。
なんとスズキの B-KING なるバイクのキャリパーオーバーホールキットがニッシン4POT に流用可能との事。
このオーバーホールキット、アルミピストン4個、ピストンシール4個、ダストシール4個、キャリパー合わせ面のシール1個。
ニッシンラジアル4POT は合わせ面にはシールが2個必要なので、合わせ面のシールだけ追加で 1個単品購入。
両方合わせても 6469円、安い!!
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そして入手したら早速重量チェック。
ノーマルのおよそ 1/3 です。
アルミは偉大ですね。
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これで組み上げて一応完了。
走って見るまで判らないので不安ですが治ってて欲しいです。