アルミニウム用ハンダ線 SN1819(MAL) 実践テスト


先日購入したアルミ用半田線をテストしてみました。

用意したテストベッドはゴミ箱から救出してきたアルミ板(多分ジュラじゃなくて普通のアルミ)
それと何時もの空き缶ですね。

先ずは空き缶でテスト。
熱源は新富士バーナーの RZ-850ガスの何時ものバーナーです。

では何時もの空き缶からテスト開始。
最初の一回はハンダが玉になっちゃって、コリャ駄目か!?と思ったのですが、よく観察するとフラックスがいきなり焦げ付いてるっぽい。
加熱しすぎだな?って事で低温から試してみたらあら簡単、ビックリするくらいあっさりくっ付きましたよ。
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次はアルミ板。
これも低温から温度上げていって実験、ハンダが溶け出す始まりくらいが一番乗りますね。
加熱しすぎるとフラックスが焦げ付くだけでハンダは流れません。
これも以外にあっさりクリヤー。
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さて、強度テストです。
元々がハンダなのでそんなに期待は出来ませんが、叩いたりする分には取れませんでした。
プライヤーで掴んで引き剥がしたら取れましたけど、それはそうでしょう。

現場レベルで使う分にはエポキシ接着剤より全然良いんじゃないかと思います。
使いこなせればロウ付けの方が勿論上だとは思いますが・・・


って事で、比較の為にアルミ硬ロウもやって見ました。
あれ?アルミ缶で散々苦労したおかげか、アルミ板には簡単に出来ますよ~
最初あれだけ苦労した(結局出来なかった)ビード一直線山盛も難なくクリヤー!
ここまでコツを覚えたんならロウ付けでラジエター修理行けそうな気がしてきた(汗)
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今日気付いた事(自分メモ)
フラックスの上にロウをそっと置いて熱で流すイメージを持ってたけど、そうでは無い感じ。
フラックスでシールドした材料が適温に成ったら、ロウを予熱して母材に擦り付けるのがコツらしい。
それこそガリガリと、ロウで酸化皮膜を削り落とすイメージ。
流れ出したらロウ本体を熱して、ロウ棒(溶けてないロウ材)でロウの進む道をガリガリ削りながら導くイメージ。
今まではこうすると、折角塗ったフラックス剥がしちゃうから、フラックスの上にそっと置いてたんですがそれじゃ駄目っぽいですね。

こうなると尚更ジャンクラジエターが必要だ。
今日導き出した方法が通用するのか?ラジエターで実践したいですね。