さて、受験に当たってここ一週間は模擬試験形式で最終練習積んでいました。
模擬試験問題はポリテクの先生に相談して、nao のクラスと他科の授業用に作っていた物を分けて頂いていました。
実際の試験と丸っきり同じフォーマットで作っていて、用紙の大きさも全く同じ物。
模擬試験問題はポリテクの先生に相談して、nao のクラスと他科の授業用に作っていた物を分けて頂いていました。
実際の試験と丸っきり同じフォーマットで作っていて、用紙の大きさも全く同じ物。
合計4種類あると言う事で、4枚貰って来ました。
結果、 4部とも試験時間内完成、ミス無しでした。
結果、 4部とも試験時間内完成、ミス無しでした。
で、その中の一部…
27日に練習した最初の模試。
公表問題 6番の課題ですね。

27日に練習した最初の模試。
公表問題 6番の課題ですね。



テキストを元にした練習だと、実際の施工前に自分には当然何番を選んだのか解ってしまって、練習効果が薄れているような気がしていました。
案の定、このプリントを貰ってやってみると nao にも果たして何番なのか?試験時間内に入るまで解らなかったので色々と新たな発見が… 大変有意義な練習になりました。
課題によって回路構成は難しくないが手数を要求するタイプと、回路が難しく罠が潜んでいるタイプ。
これらによって時間配分が大きく変わります。
これらによって時間配分が大きく変わります。
手数系であれば図面を引いたら兎に角さっさと作業に移る事。
罠潜み系であれば複線図の作成に時間を掛け、十分に検証してから作業に移る事。
これらの見極めが運命を決する事が解りました。
これらの見極めが運命を決する事が解りました。
安○先生ありがとうございます!!
そんなこんなで練習を重ねて、本番当日。
工具をたっぷりと詰めていざ蒲田の日本工学院専門学校 3塔の 5階の教室へ。


心配していた机ですが、サイズは 450X1200 でフラットでした。
作品を載せる型紙は 360X500 でした。
机は正確に言うと、角度付きからフラットに変形出来る机でしたので、試験時には当然フラットです、斜めにして使う人は居ないでしょう。
作品を載せる型紙は 360X500 でした。
机は正確に言うと、角度付きからフラットに変形出来る机でしたので、試験時には当然フラットです、斜めにして使う人は居ないでしょう。
机は本来は二人用なのですが、試験時の配席は二人用机に一人だけ。
机も広く使えて凄くラッキー!場所によっては小学校サイズの机の場合もある様子です。
机も広く使えて凄くラッキー!場所によっては小学校サイズの机の場合もある様子です。
隣の椅子をカバン置きにして、課題にアウトレットボックスが無い限りは非常用と思われるウォーターポンププライヤーや絆創膏、セロハンテープやハサミなどはそちらへしまっておいて、常用工具とタオル、滑り止めマットは机の上に。
nao は腰袋を使うので、常用工具は作業時には身に付けています。
机の上には滑り止めマットとタオル。
机の上には滑り止めマットとタオル。
タオルは必需品ですね、硬い机の上では滑りやすくて安定しない材料や転がって行ってしまうスリーブ類も腰を据えて置いておけます。
滑り止めのマットもあると作品の型紙が滑らずグリップするので、作業中に誤って滑らせて製作中の作品を落してしまうなんて最悪の事故も防げますし安定するので作業性がグンと上ります。
型紙はただのボール紙なので、そのままだと机との間でかなり滑ります。
型紙はただのボール紙なので、そのままだと机との間でかなり滑ります。
時間が来て試験開始。
問題用紙と材料が配られますが、問題用紙はこの段階では開けてはいけません。
表の材料リストの材料が揃っているか材料確認の時間からです。
この段階で支給された材料と薄っすらと透けた問題用紙から何番の課題か解ります。
表の材料リストの材料が揃っているか材料確認の時間からです。
この段階で支給された材料と薄っすらと透けた問題用紙から何番の課題か解ります。
手数系でなくて罠潜み系が良いな。。。と思い材料を確認。
ん?
んん?? んん???
!!!!!
これは手数系じゃない、罠潜み系だ!
しかも支給された材料に接地極付きコンセントと接地ターミナルがあるって事は、27日に自宅で模試形式でやった 6番の課題と同じじゃないか!!

(画像は現地で撮影禁止だったので持ち帰ってから自宅で撮影した物です)
しかも支給された材料に接地極付きコンセントと接地ターミナルがあるって事は、27日に自宅で模試形式でやった 6番の課題と同じじゃないか!!

(画像は現地で撮影禁止だったので持ち帰ってから自宅で撮影した物です)
材料確認時に丸まってるケーブルも出来るだけ真っ直ぐに伸ばして机に置いておきます。
器具類も箱から取り出して、使用する時にいちいち探さなくて良いように使う順番通りに机に敷いたタオルの上に並べて置きます。(これ大事。試験時間内にガサゴソ探すようでは無駄な時間がかなり掛ります)
器具類も箱から取り出して、使用する時にいちいち探さなくて良いように使う順番通りに机に敷いたタオルの上に並べて置きます。(これ大事。試験時間内にガサゴソ探すようでは無駄な時間がかなり掛ります)
んで、薄っすら透けた図面から施工寸法や施工条件も苦しいながら読み取れます。
材料確認の時間に続いて試験官が受験上の注意を読み上げてますが、携帯の電源は切れとか一般的な事しか言って無いので無視して必死に裏透けした図面から配線寸法を読み取り電線のカット寸法を計算(笑)
この段階でカット寸法の目安が出るだけでも数分節約出来ます。
この段階でカット寸法の目安が出るだけでも数分節約出来ます。
今回はランプレセプタクルが 50mm、その他は 100mm の余剰部分計算で 50mm 余りますのでそれで行きます。
係員の試験開始の合図は nao が余剰分計算を暗算した直ぐ後でした。
試験時間はここから 40分間。
試験時間はここから 40分間。
急いで腰袋を付けて問題用紙を開きます。
薄っすら透けていた部分の読み取りに違いはありませんでした、配線長の計算は先程の暗算で行けます!!
薄っすら透けていた部分の読み取りに違いはありませんでした、配線長の計算は先程の暗算で行けます!!
直ぐに複線図を書いて念の為先程の暗算と照合。
問題無し。
問題無し。
複線図作成して配線長さ見積もりに 2.39,58 でした。
あ、今回は何時ものストップウォッチを持ち込んでいます(笑)

(画像は現地で撮影禁止だったので持ち帰ってから自宅で撮影した物です)
あ、今回は何時ものストップウォッチを持ち込んでいます(笑)

(画像は現地で撮影禁止だったので持ち帰ってから自宅で撮影した物です)
見て解るかも知れませんが、線が波打っているのは緊張で手が震えているからです…
nao は一部の人は知っての通りスターティンググリッドで緊張のあまり意識遠のいて転倒しかけたり、エンジンスタートの合図で足が震えてバイク押し掛け出来なかったりする位プレッシャーに弱いです。
nao は一部の人は知っての通りスターティンググリッドで緊張のあまり意識遠のいて転倒しかけたり、エンジンスタートの合図で足が震えてバイク押し掛け出来なかったりする位プレッシャーに弱いです。
試験開始後中々震えが止まらず大変でした。
落ち着こうとするほどに意識してしまうのか震えて来ます。
落ち着こうとするほどに意識してしまうのか震えて来ます。
一旦深呼吸して再度やり直し!しかしその頃には回りではガッチャンガッチャンとストリッパーの音が聞こえて来ます。(この人達は多分複線図引かないでいきなり作業してると思われます)
気にしないようにはしていますが、やはりどうしても焦りが出る…それを押さえるのに必死。
気にしないようにはしていますが、やはりどうしても焦りが出る…それを押さえるのに必死。
目の前の机の受験者もさっさと配線切断に移っています。
nao は気にせず図面の精査。
ここを間違えたら台無しですから!!
ここを間違えたら台無しですから!!
問題無し、作業開始と判断した時間が 2.39,58 経過時点。
先ずは配線を寸法通りに切断して、配線の皮剥きから。
先ずは配線を寸法通りに切断して、配線の皮剥きから。
最初に中央の 1.6-3C のケーブル外装を 10cm 剥く所から作業開始したのですが…
イキナリやってしまいました…
イキナリやってしまいました…
| 絶縁電線と外装の滑りが予想以上に良くて、剥いたシース側に電線が引張られてしまい 10cm 程電線が飛び出して来ました。 |
ホンの一瞬の力加減の出来事だったのですが… 練習で使っていた電線とは比べ物にならないくらいシースも柔らかく滑りも良く、力加減誤ってしまいました。
あ!!と思ったときにはそりゃ真っ青ですよ… まさかの開始早々失格かと(滝汗)
もうね、心臓止まりそうでした…
え!って声出ちゃいました… 全身の毛穴が開きました… オシッコちびりそうになりました。
え!って声出ちゃいました… 全身の毛穴が開きました… オシッコちびりそうになりました。
焦る気持ちを押し静めて一旦道具を置いて冷静に分析。
電線本体は曲がっていないので、真っ直ぐ押せば入るんじゃね??って言うか入らないと終わりじゃね??
電線本体は曲がっていないので、真っ直ぐ押せば入るんじゃね??って言うか入らないと終わりじゃね??
ここからは震えもビタッと止んで自分でも信じられないくらいの集中力が発揮されました。
半分近く余計に抜けた配線を一本づつ押し戻してリカバリー成功!ロスタイムはおよそ1分弱。
半分近く余計に抜けた配線を一本づつ押し戻してリカバリー成功!ロスタイムはおよそ1分弱。
この事件はこうして記事書いてる今も思い出すと毛穴が開いて来て心臓がバクバクして来ます… ホントにリカバリー出来て良かった。。。
次も同じ事起こると大変なので、以後は外装剥く時は念の為配線を真ん中から折って置いて内部の電線が抜ける事無いように処置。
あとは集中して組み上げて、完成したのは図面を書き終えてから 23.07,57 経過時点。
試験時間は 40分ですからおよそ 14分の残り時間。
試験時間は 40分ですからおよそ 14分の残り時間。
その時間を使って見直しと修正作業。
回路間違いについては十分に確認を重ねます。
特に接地ターミナルへの渡り線を忘れる人が多いとポリテクで注意を聞いていたので先ず確認。
接地極付きコンセントは通常の埋め込みコンセントとは配線の挿す位置が違うので、それも要注意。
一通り確認して問題無し… と思う… 多分(汗)
特に接地ターミナルへの渡り線を忘れる人が多いとポリテクで注意を聞いていたので先ず確認。
接地極付きコンセントは通常の埋め込みコンセントとは配線の挿す位置が違うので、それも要注意。
一通り確認して問題無し… と思う… 多分(汗)
ここで残り時間は 10分程度。
回りを見渡すと殆どの方々が完成していません。
前方の席の方もかなり苦戦してる様子… 残り5分の時点で「残り5分じゃ出来ねーよ…」とつぶやきが聞こえてきました。。。
前方の席の方もかなり苦戦してる様子… 残り5分の時点で「残り5分じゃ出来ねーよ…」とつぶやきが聞こえてきました。。。
回りを見渡すとギリギリで仕上がった方多数。
パッと見て渡り線忘れてた方、接地極付きコンセントへの配線位置間違えてた方も見つけてしまいました…、本人気付いていない様子ですが重大欠陥で失格です…
パッと見て渡り線忘れてた方、接地極付きコンセントへの配線位置間違えてた方も見つけてしまいました…、本人気付いていない様子ですが重大欠陥で失格です…
試験終了して退室。
nao の前後の席の方は未完成で失格の様子でした。
退室順番が最後から二人目だったので周辺を見渡す余裕があったのですが、未完成の方がかなり居ました。
そんな中で 14分残して完成出来たのですから上出来でしょうか。
そんな中で 14分残して完成出来たのですから上出来でしょうか。
退室してからランプレセプタクルへの輪の取り付け向き再確認するのを忘れてた事に気付きましたが、組み付け時に右巻きなのを確認して付けていた筈…??
ま、駄目でも多分軽欠陥で2箇所なので、他にミスが無ければ合格のハズ??
ま、駄目でも多分軽欠陥で2箇所なので、他にミスが無ければ合格のハズ??
合格発表は新年 1/13 です。
長いなぁ… 出来れば年内発表でスッキリと新年を迎えたいところでした。
長いなぁ… 出来れば年内発表でスッキリと新年を迎えたいところでした。
とりあえず、これで nao の約1年に渡る第二種電気工事士資格獲得の戦いは一旦終わりです。
落ちてたら来年また学科免除で技能試験を受けますが… 他のポリテク同級生は未申し込みで取得出来ない第二種電気工事士を武器に就職を目指す考えなので合格してると良いな~
落ちてたら計画の大幅見直しです。。。
落ちてたら来年また学科免除で技能試験を受けますが… 他のポリテク同級生は未申し込みで取得出来ない第二種電気工事士を武器に就職を目指す考えなので合格してると良いな~
落ちてたら計画の大幅見直しです。。。
さ、今日は一杯引っ掛けて休息にしましょ。