RSタイチのウォーマーです。
全日本鈴鹿の時に ST600 に乗る事になった某選手に修理を相談されました。
全日本鈴鹿の時に ST600 に乗る事になった某選手に修理を相談されました。
出来るかどうかは見ないと解らないけど送って貰いました、タイチのは過去何度か修理経験がありますが…
これまでの場合はコードの断線でした。
って言うか、RSタイチのはニクロム線方式では無くて面状発熱体なので、電源配線の断線関係で無いとちょっと難しいです。
って言うか、RSタイチのはニクロム線方式では無くて面状発熱体なので、電源配線の断線関係で無いとちょっと難しいです。
最初にテスターで電源プラグでの端子間の抵抗値計ったのですが、抵抗値が安定せずにおかしな状態。
突然 OL になったかと思えば 0Ωに限り無く近づいたり。
試しに電源入れて確認してみたけどほんわかと熱を持つ程度、明らかにおかしい。
この段階で何時ものように断線かな?と考えてあまり深追いせずにバラしました。
突然 OL になったかと思えば 0Ωに限り無く近づいたり。
試しに電源入れて確認してみたけどほんわかと熱を持つ程度、明らかにおかしい。
この段階で何時ものように断線かな?と考えてあまり深追いせずにバラしました。
開けて見ると内部は絶縁体と思わしきコート材が剥げ落ちてボロボロ。
そりゃ~古いですからね、いい加減製品寿命は全うしているのでしょう。
そりゃ~古いですからね、いい加減製品寿命は全うしているのでしょう。
ざっと掃除してカスを取り除き、裏返してチェック。
あれ?断線箇所はありませんね… 半断線と思わしき所もありません。
配線は実際問題かなりボロボロで崩壊するのも時間の問題と思わしき所も数箇所ありますが(汗)

あれ?断線箇所はありませんね… 半断線と思わしき所もありません。
配線は実際問題かなりボロボロで崩壊するのも時間の問題と思わしき所も数箇所ありますが(汗)

それより面状発熱体のダメージの方が厳しい。


じゃ、なんで駄目なんだろ??と電流値をモニターしながら通電チェック。
スペックは 500W 程度なので、電力値を求める公式 P=VIcosθ から 500W=100V*5A*1 となり抵抗負荷での 100V では 5A 程度の筈。
スペックは 500W 程度なので、電力値を求める公式 P=VIcosθ から 500W=100V*5A*1 となり抵抗負荷での 100V では 5A 程度の筈。
ん? 4.3A とか流れてる… 特に問題無さそう?
プラグ間で抵抗値を測り直してみるも、今度はちゃんと安定してる… うわ~悪い所解らなくなっちゃったよ、大失敗。
プラグ間で抵抗値を測り直してみるも、今度はちゃんと安定してる… うわ~悪い所解らなくなっちゃったよ、大失敗。
じゃ、実際どうなんだろう?って事でタイヤを温めて確認したい所ですが… 我が家には 600クラスのタイヤなんてありません(汗)
散々悩んで、125のタイヤ 2連装で行ける事が解りました(笑)

散々悩んで、125のタイヤ 2連装で行ける事が解りました(笑)

うむむ… 電流値 4.3A で安定。
温度もほぼ全周で 50℃近辺で安定。

温度もほぼ全周で 50℃近辺で安定。

悪い所が一時的に直ってしまった感じです… このパターン一番厄介なんです、壊れるなら派手に完全に壊れてくれた方が原因が解って助かります。
あと考えられる可能性は、まだ見つけてない半断線があるか、導電部分でショートしてた部分が分解した時に外れて復帰してしまったか?かな??
何れにしろ古いもので全体的にダメージがデカイので、永続的に使うには困難かもしれませんね。
何れにしろ古いもので全体的にダメージがデカイので、永続的に使うには困難かもしれませんね。
今日はココで時間切れ。
次回時間の取れた時にもうちょっと断線箇所を追って見て、見つかればラッキーてな感じです。
全体的に面状発熱体の被覆が剥げてしまってるところが大きいので、そこが駄目だと修理不能ですね。
次回時間の取れた時にもうちょっと断線箇所を追って見て、見つかればラッキーてな感じです。
全体的に面状発熱体の被覆が剥げてしまってるところが大きいので、そこが駄目だと修理不能ですね。