nao は ELPA の TDH-100B と言う停電保安灯を持っています。
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これは普段はコンセントに挿しておいて充電され、いざ停電となった時にコンセントからの供給が無くなると内部のバッテリーに自動的に切り替わり、ライトが点灯すると言う物です。
非常時や電気の使いすぎでブレーカー落しちゃった時、計画停電が実施された瞬間等に大変便利ですね。

ですが一つ難点があり、これ電球なんです。
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今時電球ですか~とは思いましたが、買いに走った時に停電保安灯自体が殆ど売ってなくて、多くは人感センサーライトとの兼用になってしまいました。
センサーライトの機能は必要無いって言うか邪魔だったので、仕方無く電球式のを買って今日まで使ってました。

普段使わないので全く困って無かったのですが、手持ちの電子部品整理してたら 3W power LED が出て来ました。
パワーLED、他に使う事も無いし… って事で改造してしまいましょう。

使うパワーLED は、放熱基板付3W白色パワーLED OSW4XME3C1S なる LED
秋月電子通商で取り扱っています。

ちゃっちゃと交換して終わりのハズですが、その前に点灯確認して使えるか判断しなければなりません。
と言うのは、この POWER LED はデーターシートによると VF(順方向電圧) がミニマムで 3.0V なのです。

ELPA TDH-100B に組み込まれているバッテリーは、コードレス電話と同じ物で 2.5V です。
真っ当に考えれば使えないのですが、秋月の説明書きには 18mA 程度から点灯を確認出来る… とあります。
実際にはどのくらい明るいのか??こうなるとやって見るしかないので、2.5V で点灯させて実用に耐えるか実験。
結果問題無し!ではちゃっちゃと改造しちゃいましょう。


パワーLED に配線を半田付け。。。
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本体側からは電球ソケット引っこ抜いて、ハウジングを切った削ったで LED に合わせて現物合わせで加工。
POWER LED の取り付けはエポキシ接着剤です。
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元通り組み立てて完成。
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点灯テスト。
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勿論 VF が足りないですから、IF(順方向電流)も足りないので、200ルーメンなんて明るさでは光りません。
が… 元の電球と比べても遜色無し。
電球での点灯時間は説明書の記述では 30分ですが、この POWER LED仕様は 30分超えても明るく点灯しています。

本来なら昇圧回路でも組んでやれば良いのでしょうけど、手持ちの部品だけで実用品が出来たのでもう十分満足です(笑)
適度な趣味の時間になりました♪さ、勉強勉強。。。