RS用のステムベアリング打ち込み用のドライバーです。


っても例によって大した物ではございません。。。
一言で言ってしまえば只のパイプです。

先日 RS のステムベアリングの交換を行いましたが、ステムベアリングを打ち込むのに丁度ピッタリの都合良いアテ物がありませんでした。
これまでは苦し紛れで適当なパイプとか、強引に適当なアテ物越しにハンマーで叩き入れたりしていましたが、先日のフレーム欠損事件の件で深く反省して危険を感じない工具を用意する事にしました…
勿論純正の SST が最適なのでしょうが、値段が高い上に納期もべらぼうなようです。

所詮は長いパイプだろ!適当に買って来て切れば良いでしょ!って思ったのですが甘かった。
サイズを計測すると内径30.5mm以上、外径36mm以下。
ところがホームセンターで買えるパイプには丁度ここに合致するパイプが無いんです。

金属パイプは外径管理の規格品で一番近いのは外形 32mm で肉厚 1mm。
って事は内径 30.0mm… 駄目元で買って見ましたがやっぱりステムシャフトの一番太い所に引っ掛かります。
古いレース越しに打ち込めば良いかな?と思ったら、肉厚 1mm では微妙にレースとシャフトの間に食い込んで行ってシャフトを傷付けてしまうし真っ直ぐ打ち込めない… これではダメ。出来なくは無いけどダメ。

ちなみにこの径のパイプは TZ だとジャストフィットです。


さて、手持ちのパイプではやりようが無いのでネットで買おうかと思いましたが、こちらも販売単位が多量だったりして苦戦…
色々探して、樹脂ですが水道管用の VP30 と言う規格のパイプがジャストフィットなのを確認しました。

値段も安いしホームセンターユニディ平塚店でこれを購入。

が… やっぱり樹脂だとちょっと不安が(汗)そのうち割れてしまいそう。。。


で、近くを探したら鉄製のパイプも売ってました。
こちらは内径がやっぱり 30mm で足りないのですが、肉厚がかなりあります。
ざっと計って外径 36mm。
なので、これと古いレースを組み合わせればかなりの強度を持った物が作れそうです♪
理想は古いレースと鉄パイプを溶接出来れば良いのですけど、溶接無くても何とかなるかな?何とかじゃマズイから溶接に出そうかな?(汗)ま、それは後程考えるとして VP30 と両方購入。
値段は確か VP30 が 180円で、金属パイプが 680円だったかな?
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とりあえず両方作ってみて都合の良い方を使いましょう。


さてこれらのパイプを長さ 15cm 程度にカット。
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適当にバリを取ってステムに当てがってみます…良い感じです。
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このステムは '96 のなのですが、長い事交換していないし練習がてら交換して試してみようかと思います。


なんて全部準備してたら、アストロプロダクツから APベアリングレースハンマー なる製品が新発売されてるじゃないですか!
まるで nao の右往左往を見ていたかのようですね~