先だって、まずはガスケット TB1205B 入手。
古い TB1205 は固まらないので、手持ち2本は廃棄。
良く探したら冷蔵庫の奥にもう一本あったので、これをチェックすると固まるけど…大丈夫か??
それを見つける前にツールカンパニーストレートでキタコ販売品を 3本購入。
古い TB1205 は固まらないので、手持ち2本は廃棄。
良く探したら冷蔵庫の奥にもう一本あったので、これをチェックすると固まるけど…大丈夫か??
それを見つける前にツールカンパニーストレートでキタコ販売品を 3本購入。
ちょっと迷ったけど、これを最後に冷蔵庫貯蔵品を使ってみようか。。。
前回までに完全分解は終えているので、ケースからベアリングを抜くところから。
例によって電熱器で加熱。
赤外線温度計を買ったので、それで温度計りながらベアリング勘合部の雰囲気温度が 80℃くらいになったら抜き取り作業。
教科書通りで行けば、加熱したケースからは自重でベアリングは落ちるはずですが現実問題そこまで緩くはありません。
そんなに緩くなったらケース交換時期では無いかと思うのですが。
例によって電熱器で加熱。
赤外線温度計を買ったので、それで温度計りながらベアリング勘合部の雰囲気温度が 80℃くらいになったら抜き取り作業。
教科書通りで行けば、加熱したケースからは自重でベアリングは落ちるはずですが現実問題そこまで緩くはありません。
そんなに緩くなったらケース交換時期では無いかと思うのですが。
ベアリングの抜き取りにはクランクケースセパレーターを利用します。
適当なアテ物噛ませて押し出してしまいます。
プレスを使う方法もあるのですけど、適当な治具が無いのでこの方が良いかな~と。

適当なアテ物噛ませて押し出してしまいます。
プレスを使う方法もあるのですけど、適当な治具が無いのでこの方が良いかな~と。

バランサーベアリングに関しては勘合がそれ程キツく無いのでプレスで軽く押してやれば取れました。
ニードルベアリングは安物のソケットレンチのコマをアテ物にしてプレスで押し出しです。
バランサー側は治具代わりの木片があるので遠慮無くプレスです。
ニードルベアリングは安物のソケットレンチのコマをアテ物にしてプレスで押し出しです。
バランサー側は治具代わりの木片があるので遠慮無くプレスです。
ベアリングが抜けたらケースは温め直して、冷凍したクランクベアリングとバランサーベアリングを挿入。
温熱差を利用すればそのまま手で入りますね。
ニードルベアリングだけは勘合長が長い為にか入れ難いのでプレスを併用します。
経験上、叩くよりはプレスの方が良さそうですね。
温熱差を利用すればそのまま手で入りますね。
ニードルベアリングだけは勘合長が長い為にか入れ難いのでプレスを併用します。
経験上、叩くよりはプレスの方が良さそうですね。
ベアリング交換が終わったら、再度ケースを温めて冷凍したクランクシャフトを挿入。
マニュアルでは Lケースに先にシャフトを入れる事になってますけど、nao は Rケースから入れます。
これは後のクランクセンターを探す作業を考慮した場合に、シャフトとベアリングの動く方向を考えるとこの方が適正な筈だからです。
マニュアルでは Lケースに先にシャフトを入れる事になってますけど、nao は Rケースから入れます。
これは後のクランクセンターを探す作業を考慮した場合に、シャフトとベアリングの動く方向を考えるとこの方が適正な筈だからです。
ケースに挿入する際にはシャフトも冷凍しておく事で、クランクシャフトインストーラー使わなくても手押しで入ります。
シャフトを挿し終えたたら急いで液状ガスケット TB1207B を塗布。

シャフトを挿し終えたたら急いで液状ガスケット TB1207B を塗布。

何故に急ぐか?シャフトが冷えてるうちに次の工程に進みたいからです。
シャフトが冷えてるうちであれば、その間に温めて置いた L ケースも手押しで入ります。
シャフトが冷えてるうちであれば、その間に温めて置いた L ケースも手押しで入ります。
ケースを合わせたらボルトで結合して、一旦プライマリーギアを組み立ててシャフトの座りを取って置きます。
プライマリーギアを組む事でシャフトを右に引ききったら、再度プライマリーを外してクランクセンターを探します。
プライマリーギアを組む事でシャフトを右に引ききったら、再度プライマリーを外してクランクセンターを探します。
う~ん、結構重いですな… これは厄介だ。
何がどっちにズレていて重いのか、慎重に検討。
最後は殆ど山勘ですが、今回はベアリングの動きと手応えからどうもシャフトを左に引き切れていない様子。作業工程を思い返しても確かに左への引きが弱いかも?
って、こればっかりは本当に山勘なんですが。。。
最後は殆ど山勘ですが、今回はベアリングの動きと手応えからどうもシャフトを左に引き切れていない様子。作業工程を思い返しても確かに左への引きが弱いかも?
って、こればっかりは本当に山勘なんですが。。。
シャフトを左へ慎重に引きつつ様子を確認。
確認しては引張り、確認しては押したり引いたり…
中々納得の行くセンターが見つかりませんでしたが、ある時突然に”来た!!”と言う手応えが。
出ました、恐らく過去最高レベルで出たかも~
クランクはどの位置に置いても自重で完全に上死点目指してくれます、完璧!!
クランクはどの位置に置いても自重で完全に上死点目指してくれます、完璧!!
ここまでおよそ8時間… 長い戦いでした。
nao は他はかなり適当に組みますけど、この作業だけは妥協しません。
nao は他はかなり適当に組みますけど、この作業だけは妥協しません。
後は補器類を組み立ててエンジン完成です。
シリンダー回りは車体に乗せてから組み付けます。

シリンダー回りは車体に乗せてから組み付けます。

で… 肝心の車体ですが現在ガレージでほったらかしです… 何時作業出来るかなぁ?明日やろうかな。。。