筑波に行って来ました。


新車に乗り換えて今まで、やたら寒かったり雨降り出したりコンディションがあまり良くありません。
そんな事もあってか、新車に対する印象はどんどん悪くなり、マシンと全く対話が出来ず疑心暗鬼で乗ってる状態。
そんな状態で前回イキナリ転倒したりしたのでもう不安MAX です。


今日こそスッキリ走りたい…


朝、快晴。
暖かく風も穏やかで良い朝でした。


準備を済ませ走行時間が近づくと…


何やら恐ろしい強風です(泣)

ピットウォールに置いていた物は吹っ飛ぶし、マニュアルもバサバサめくれて千切れてしまいそうになってます。
この風は結局走行開始までにやむどころか、尚一層強くなったような中で S1 が始まりました。


S1 8:30~9:00

気温 = 13℃
湿度 = 30%
気圧 = 1007hp

MJ = 185
JN = 68-34(4)
SJ = 42
PWJ= 45

MJ を 182 でエンジン掛けて確認した所、針がビュンビュン動きデトカンもカウント。
露骨に薄いので 185 にして落ち着かせました。
湿度が低いせいでしょうか?新車のエンジンの特性でしょうか?なんだか去年までのマシンのエンジンに比べて MJ が大きく出ます。
ピストンとシリンダーも新しくてクリアランスがキツイからでしょうかね?

1本目は懸念されていたファイナルは去年までの RS と同じ 16:39 でセット。

まずは人間がやれるだけの事をやる、マシンへの疑いは人間がやり尽くした後です。

強風の中慎重にコースイン。

ゆっくり1周と言いたい所ですが、細心の注意を払いながら開けれるだけ開けて様子を見ます。
余程の事が無い限りピットインせず走り込む方針で。


数周して何となくリズムを掴んだ頃、やたらとマシンが速く感じて操作が追い付かない事が多いのに気付きます。
こんな時は大概が大した事無い走りなんです… 本当に乗れてる時、タイムが出てる時はマシンが遅く感じて操舵にも余裕があるのです。

タイムを確認すると、やっぱり 12秒とか。。。ちょっと気を抜くと 15秒とか。。。


冷静に分析すると、キッチリ開ければエンジンのピックアップは鋭いです。
高負荷高回転になると力が足りません。
しかしこんなタイムの走りの状態では殆ど人間が遅く走らせているような物です。

ではナゼにこんなに遅いのか?

決定的にフルバンクに持って行けません。
乗れてる時はブーツガリガリ摺るくらいなのに、もう殆ど直立…

何故フルバンクに持って行けないか?
バンキングの倒し込みスピードが遅いので、寝かせ切る前にクリップを越えてしまう感じです。
入り口の寝かし込みが遅いから、必然的に突っ込みの速度も下げざるを得ない。
失速してクリップに居るからワイドオープンに出来ない。

さらに分析を続けると、殆どの低速コーナーの出口ではフロントが軽くリフトしてハンドルがやたらと振られます。
1コーナー等はこの振られを処理しきれず S時に飛び込むので S字がちゃんと走れない。
S字がちゃんと処理しきれないから第一ヘアピンもグダグダ。で、その流れのままダンロップからシケインへ… 悪循環から抜け出せません。

30分休む事無く走りましたが、この印象は終始変わらず。
後半、何故こうなるのか考えながら感じながら走っているとどうにもフロントのヘッドパイプが高い印象です。
TZ くらい高い位置に感じる。
安心感は高いけど旋回力が出し切れない印象です。

ただ、リアサスが過剰に沈むからフロントが高く感じるのか、フロントが動かないから高さを感じるのか、車高がリア下がりでそう感じるのかは、nao の能力では乗っていて判断付きません。

そんなこんなのうちに走行時間終了。

らっぷ君が不調でタイムはちゃんと取れませんでしたが、記録した限りと周囲のペースから判断するに10秒ギリギリでしょうか…
トップスピード178.9km


S2 10:30~11:00

1本目は風の影響もあったかもしれませんが、それのせいにしてる場合じゃありません。

このままでは全く駄目なので、対策を考えます。
とは言え、走行準備して残り時間確認したらロガー見てじっくり検討する余裕はありません。

兎に角、開けた時にキッチリ付いて来るエンジンは絶対なので、ファイナルをショートに振ります。
16:39 --> 16:40 へ。

当初は nao が 40T を所持していなかった為、15:37 への予定だったのですが、我が筑波ライバルの sus*mu*9* さんが 40T のスプロケを貸してくれたので実現出来ました。
有難う御座いました。
sus*mu*9* さんも nao と同じく迷路に嵌ってしまっているようですが、お互いさっさと脱出しましょう。
ナゼか何時も調子が良い時も悪い時もすぐ近くにいるんですよね…お互い 3秒入ったのはもう幻(涙)

エンジン側はこれで良いとして、車体側。

ちょっと大きく振ってみます。

フロントは押した感じですでに固く、残ストロークをみてもインナーチューブ下端から 36mm 。
何故かある一定以上からは入らない感じで、ここでガッチリロックされているような印象です。
ここまでは割りと良く動いているんです。(ロガーでサスデーター拾ってますのでデーターで証明されています)

フロントは comp を 13段戻し。
INIT を STD より 2回転戻し。
押した感じは悪くはありません、バネが強い印象は受けますが…

フロントのリフト感は、以前の計測結果にてリアが低い事は証明されているので、辻褄を合わせるべく車高を 1回転上げます。
これでリアの車高に関しては去年使ってたリアサスと都合同じ高さになる筈です。

キャブは特に問題無かったので S1 と同じまま。

ここまででもう走行時間が迫ってきました。
風も S1 に比べて大分落ち着いてきています、相変わらず強いですが。

S2 コースイン。

コースイン直後の 1コーナーでイン側の縁石にぶつかるかと思うくらいスッと寄って行きました。
結構危なかったです、ビックリしました…

ダンロップ下から CX もかなりスムーズにイン側に寄れます、これでもう少し進入速度を上げられそう。

5周程度を周回、タイムは9秒くらい。
印象は良いけどこのタイムでは問題外です。
ちょっとづつ、ちょっとづつ様子を探りながら安心できるポイントを見つけてモノにしていきます。

気付いた事は、96 とはコーナー入り口の挙動が全く違うと言う事です。
96 は 04 との比較で言えば、なんて言うか最初にフロントのステアだけが先に入って行って、後からリアが一瞬遅れて付いて来るイメージ。
その2段目の動きでグッと曲がるポイントがあるような感じです。

対して 04MODEL は前後が同時に固いスパッとした動きでパタンと倒れて最初からフロントが仕事を引き受けてグイグイ曲がるイメージです。
コレに気づかないうちは、何時までもフロントに依存してる感じが怖くて不安でしたが、使い方を変えて行けば不安は随分と薄らいで逆にメリットにもなって行きます。
これに慣れると 96 はフラフラ感が強く感じそうですね。

これに気付いたのが走行開始15分を過ぎた辺り。

それまでのタイムが 8秒前後。

何となく使い方が見えてきて、人間をそれに合わせてアジャスト出来るか?をトライします。
勿論最初から上手く乗り方をアジャストするほど器用ではありませんので大変ですが、所々気持ちよくスッと入れる時があります。
20分を過ぎた辺りから最終コーナーが1ランク速く走れるようになって来ました。
振られの挙動が出ても範疇に納められるイメージです。
タイムは6秒台へ。

1コーナーの処理が突っ込みでの旋回を使えるようになって来ました。
96とはラインが違います。
96以上にリアブレーキの使い方で挙動が変わりますね。
ここでタイムはオマケの 5秒台、5秒98

次の周回、バンキングの素早さをクリップに向けて合わせ込める様になってきました。
まだまだ 96ベストには程遠い速度ですが、大分レーシングスピードに近づいて来た感じです。
ここでタイムは 5秒7

ここまでで時間一杯、チェッカーフラッグを確認しました。

ベストタイム   = 1'5.75
トップスピード = 180.1km

相変わらずタイムはヘボヘボです… が、何となく良い点と悪い点が見えて来ました。
トップスピードの遅さはいかんともし難い物があります。
高負荷高回転に弱いようですが、どうもシリンダーのような気もしています。
過去の経験上、古くてホーニングも消えたようなシリンダーの方が速いんです…
ピストンリング下に吹き抜けてる時の方がトップスピード出てたりします。
シリンダーとピストンがキツ過ぎて抵抗になってるのかな??この辺は推測の域を出ませんが。

サスについてはフロントはやっぱりインナーチューブ下端から 36mm は変わりません。
タイムがおよそ5秒は違うのにこれって、やっぱり何かしら止める力が強く作用してるのでしょうか?
ダンパーロッドを 95 にしてみる案もあるので、それを検討してみましょう。

リアサスは車高上げた割にはちゃんと入っています。
まだロガーの分析していないのですが、ストロークスピードと量を過去データーと比較してみるようですね。
これまた、95リアサスを試して見たい所です。
とは言え、95リアサスなんて持って居ないのですが評判良いので気になってきています。
外観から見分けが付かないので、ヤフオクでは買えないし… ま、有る物でもう少し頑張って見ましょう。



って、実はもう MCFAJ開幕戦まで走行時間がありません(汗)
今回はノービスに 3秒台で走る MCFAJ的スーパーノービスがエントリーしてくるので、真エキパーの皆さんは負けないように頑張って下さい…
nao は落第ギリギリエキパーなのでそれなりに頑張ります。