new RS のエンジン腰下が完成しました。


昨日までにクランクシャフトをケースに組み込む所までは終わっていたので、主に補機類の取り付け。

先ずはクランクシャフトのオイルシールを取り付けます。

そのまま押すとオイルシールがケースにツライチで止まらず奥までズボッと入ってしまうので、大き目のワッシャー越しに圧入します。

プライマリー側は以前に失敗して奥まで押し込みすぎて抜くに抜けず大変な目にあったので良く憶えていたんですが、ジェネレーター側のオイルシールはツライチまで入らない…

実はジェネレーター側は入らなくて正解で、ほんのちょっとケース面から浮くんですが忘れてました。

力一杯押したらオイルシール外周が変形し始めたので、さすがにおかしいな?とスペアエンジン確認。
ちょっと浮いてるくらいでした… 何だか以前にもそんな事をやった覚えがあったのでマニュアルに注意書き入れておきました。


無事?オイルシールを圧入したらプライマリーの取り付け。

マニュアルだとバランサーを仮組みして特殊工具のギアホルダーを噛まして回り止めしてからプライマリーを締め付ける事になっています。

が… この方法だとバランサーとプライマリーのお互いが外に開こうとする力が掛かってしまって宜しく無いと思ってます。

なので、nao はホームセンタービバホームで買って来た、口が並行に開くロッキングプライヤーでプライマリーギア本体を掴んで回り止め。
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ちなみにヤマハTZ も同じ様にギアとギアの間にアルミ板噛ませて回らなくしてから締め付けろとなっています。
このグリッププライヤーで掴む方法は 250 の時からやってますが、工具も安いですし(確か数百円…)おススメです。

プラマリー付いたらバランサー締め付け。

よく見ると何やらネジ部にネジロック剤が塗られている跡がありますね?

マニュアルではロック剤の指定はありませんが、そう言う事ならロック剤塗って置きましょう。
LOCTITE242(中強度) を使いました。

そう言えば… 以前プライマリーがケース突き破って出てきてしまったバイクも見てるので、プライマリーにもネジロック剤塗って置きましょうかね。。。

次、シフトリンケージとトランスミッション

トランスミッション、要注意ですね… マニュアルには何も触れられていませんが、C1ギアの前後とMシャフトの端面にワッシャーが入ります。

唯一、C1ギアのワッシャーにグリス付けて落さない様に注意せよとは書いてありますが、パーツリスト見ないと気付かない可能性高し。
ええ、実際に気付かないで組み付けて、手元に残ったワッシャー見て何じゃこりゃ?って。。。
一枚足りないよ??と思ったらサイドカバーのベアリングに貼り付いていましたし。

RS は完全なカセットミッションでは無いので組付けが何時も苦労します。
ここは便利な特殊工具、ミッションホルダーで。
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さかいさんからの借用品です、大変便利ですね。
欲を言うとシフトフォークがスイング出来る機能があれば、これ噛ましたままでシフトフォークもセット出来るので更に良いんですが。
噂ではそんなミッションホルダーも昔売っていたとか?


あとはクラッチ組み込んで、カバー類付けて… 完成です!
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腰上はフレームに乗せてから組み付けます。
その方がエンジン乗せるの楽そうなので。

フレームはラム圧用にイグニッションコイルの移設加工にペンタグラムに出しました。
レギュレーションでラムが使えるのか微妙なんですが… とりあえずは対応可能にはしておかないと。

って書いてたまさに今、加工終わったって連絡あったので取りに行ってきまーす。