今回はどうしてもヤフーの文字制限に纏め切れなかったので、思い切って2部構成にしてしまいました。
さて、その2は赤旗中断後のリスタートからです。
ではでは。
リスタートで押しがけ補助に ogawa634 さんがやってきてくれます。


REDでGO! の状況を聞くと赤の点灯とほぼ同時に飛び出した問答無用のロケットスタートだったようで(滝汗)
本来ならペナルティ物です、しかし転んだ方には申し訳ありませんが赤旗中断で1周回らず中止のリスタート、従ってスタートは無効ですからペナルティ無し、nao にとっては超幸運です。
昨日から感じていましたが、今日の nao には考えられないくらいの幸運の風が吹いています。
再度ウォームアップラップから仕切り直しでグリッド整列。
大ポカをやらかしたおかげか随分と冷静さを取り戻せました。
シグナル、良く見えます。
シグナル、良く見えます。
赤が消えたら… 消えた、のぶぞ~選手動いた、OK!ゴーだ!!
1コーナーには5番手?で進入、イシカワ選手がスタートで飛び出してきました。
ちょっと焦ったのか、1コーナーで開けすぎました、リアが大きく滑ってハイサイド寸前!(写真は滑った直後)その間に剣士殿、サトウ選手、ほしけんパパに抜かれて気付けばエキパー最下位です、しまった!

ちょっと焦ったのか、1コーナーで開けすぎました、リアが大きく滑ってハイサイド寸前!(写真は滑った直後)その間に剣士殿、サトウ選手、ほしけんパパに抜かれて気付けばエキパー最下位です、しまった!

まずは目の前のほしけんパパです。
やはりパパのバイクは遅いです、S字区間で認識しました。
第一ヘアピン立ち上がりを利用してダンロップで外から被せてパス!

第一ヘアピン立ち上がりを利用してダンロップで外から被せてパス!

次!
目の前にはサトウ選手。
CX二個目の立ち上がりから第二ヘアピンまでで加速力を生かしてパス。
CX二個目の立ち上がりから第二ヘアピンまでで加速力を生かしてパス。
次!!
目の前には剣士殿。
本調子の剣士殿なら問答無用で追い付けないのですが、筑波まだまだ膝にキツイようです。
そもそもこの短期間に膝の破損から復活してこの位置を走れる事が脅威です。
本調子の剣士殿なら問答無用で追い付けないのですが、筑波まだまだ膝にキツイようです。
そもそもこの短期間に膝の破損から復活してこの位置を走れる事が脅威です。
手負いとは言え容赦はしません、失礼の無いよう全力で戦わせて貰います。
2周目、ダンロップの突っ込みからCXを利用して剣士殿をパス。


次!!!
結構差が開いてしまいましたがトップはまだ見えます。
4秒ペースかな? nao も4秒で追い上げている最中です。
4秒ペースかな? nao も4秒で追い上げている最中です。
イシカワ選手も距離が開いてしまいましたが、冷静に分析すると近寄って行ってます。
ストレートで追いつくかと思いましたが、イシカワ号もストレート速くて中々追い付きません。
最終コーナーでは若干アドバンテージがあるようだったので、ここが勝負どころか?しかし2ヘアの立ちではイシカワ選手の方が速くて差を付けられてしまいます。
イシカワ選手に追いついてからは抜きつ抜かれつの好バトル、近年例を見ないくらいの超接近戦を展開します。
お互い良く知った仲なので超接近戦の中でも不安感はありません、思い切ってバトルを仕掛けられます。


お互い良く知った仲なので超接近戦の中でも不安感はありません、思い切ってバトルを仕掛けられます。


そして残り2周となった時、ダンロップに周回遅れが。
嫌な所で見つけてしまいました、ここで処理に手間取るとCXまで引きずるのでロスが物凄く大きいです。
嫌な所で見つけてしまいました、ここで処理に手間取るとCXまで引きずるのでロスが物凄く大きいです。
ダンロップに対してイン側から飛び込みますが、抜き切れませんでした、CXで塞がれてしまいます。
その間に内側を加速に乗ったイシカワ選手が立ち上がって行きます、しまった、これはマズイ!
気付きませんでしたが直後にはほしけんパパも居て、このミスに乗じて第二ヘアピンでは仕掛ける寸前だったらしいです。
イシカワ選手とはこのミスで結構な差が開いてしまいましたが、諦めればそれまで。
レースは何が起きるか解らない、最後まで攻めの姿勢を忘れる事無く走ります。
レースは何が起きるか解らない、最後まで攻めの姿勢を忘れる事無く走ります。
迎えた最終ラップ、第二ヘアピンを立ち上がる頃にようやくイシカワ選手の背後に到達しました。
残念ながらストレートで交わすには至りませんでした、この段階で勝機はかなり低くなっていました。
nao は最終コーナーのラインが人と違います。
一般的ではないのは承知していますが50m看板手前から速度を乗せて真っ直ぐイン側のクリップに突っ込んで行きます。
そこで速度を殺しつつ、アウト気味まで減速を続けて一気にワイドオープンで立ち上がります。
そこで速度を殺しつつ、アウト気味まで減速を続けて一気にワイドオープンで立ち上がります。
どちらかと言うと 250 とかに近いイメージです。
小排気量だと加速力の問題で苦しいハズですが、現状はこれが nao の全力疾走の乗り方になっています。
小排気量だと加速力の問題で苦しいハズですが、現状はこれが nao の全力疾走の乗り方になっています。
突っ込みでは nao の乗り方の方が速いので、イシカワ選手と最終入り口でクロスラインを描きながら、2個目のクリップではイシカワ選手の外側にホイール 1/3 程度並んでピッタリと付けます。
最終コーナー立ち上がり、併走です、しかし nao RS の方が加速している!
ゴールラインが迫る!
どうだ!?
どうだ!!??
どうなんだろう????
チェッカーが出ました。
どちらが前だったか、本当に解りませんでした。
リーダーボードを確認しようとしましたが上手く見れませんでした。
このように表示されていたようですが本人には全くどちらが勝ったのか判別出来ませんでした。

このように表示されていたようですが本人には全くどちらが勝ったのか判別出来ませんでした。

係員に誘導されコースオフ。
イシカワさんとお互いの健闘を称えます、いや、本当に凄いレースだった、間違い無く nao の歴史で 1,2 を争う激戦でした。
暫定結果発表。
3位を獲得しました。 |


そして正式結果を貰って見れば、そりゃビックリ。
MFJ だとこの場合、2位が居なくて同着優勝、4位が居なくて同着3位だと思うのですがそこは MCFAJ ルール。

なんと1,2位と3,4位はタイム差 0.000 の全くの同着判定です。 |
MFJ だとこの場合、2位が居なくて同着優勝、4位が居なくて同着3位だと思うのですがそこは MCFAJ ルール。

決勝結果 = 3位。 ベストタイム = 1,04.508 トップスピード = 186.7km
こうして 2009年のロードレースは無事終了しました。
入賞2位なので、3位は表彰台乗っても賞品無しなんですが、それでもエキパー一年生としての仕上げに表彰台を獲得できたのは素直に嬉しいです。
思えばここ2日間は通常では考えられない幸運の嵐がやって来ていました。
思えばここ2日間は通常では考えられない幸運の嵐がやって来ていました。
あれだけのスーパーホールショットを決めて居ながら赤旗中断で救われ、最終コーナーの逆転で計測上は同着ながら判定3位。
この幸運から得た結果を実績に繋げるべく、努力を忘れる事無く精進して更なる高みを目指したいと思います。
nao の '97TZ125 と '96RS125R によるロードレースチャレンジはこれで一区切りになります。
翌年度は新たなる取り組みが予定されています。
nao はロードレースが大好きです、もう人生の一部です。
今後もロードレースを見つめて生きて行きたい、そうする事にしか興味を惹かれません。
今後もロードレースを見つめて生きて行きたい、そうする事にしか興味を惹かれません。
新たなる取り組みについてはまた別の機会に。