mcfajレース後の整備をしました。


決勝用装備の練習用への戻しとエンジンの確認整備。
タイヤをまずは練習用ホイール&タイヤへ。
リアタイヤ外すと…練習日にスプロケットナットが外れた傷跡が。
チェーンプーラーは要交換、修正不能ですな…薄くなって折れそうです。
幸いな事はスイングアーム本体には殆ど損傷が無かった事。
溶接ビードがちょっと削れてる位です、これならそのままでOKでしょうか。
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今回使っていたのはバトル製のハブ一体型のスプロケット。
普段はスプロケットキャリアを利用しているのですが、これはそれ以前に試しに買ったスプロケットです。

バトル製のスプロケットは非常に良い製品だと思いますが、キャリアを持っていれば不要ですね。
今回、この 38T が残っていたので利用した訳ですが、使用後の点検をしていると刃の磨耗より先に今回でベアリングが終わりました。
バトルのホームページ見ても、ベアリングが駄目になったら交換しろと指示がありますから、刃よりも先にベアリングが負けてしまうような物なのでしょうね。
一応、モノタロウで 6905LLU のベアリングを購入。
打ち換えてもうちょっと使いましょう。

しかし…よくよく考えて見ると、スプロケットキャリアを使っていれば、構造上今回のような破損はありえなかったのですが… ま、仕方ありません。
因みに nao はスプロケットキャリアを2個持っています。

フロントタイヤ関連は問題無し。
リアに関してはチェーンプーラー他の部品待ちになるので、とりあえず仮付け。


次にエンジン。
タンク外したら、ラム圧ボックスに多量のガソリン
良く見りゃ車の中もガソリンがたっぷりこぼれてる。
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やってしまいましたね…

大体の察しは付いたので、覚悟を決めて分解開始。
チャンバー重たいです… 中身にたっぷりガソリンが入ってるから(泣)

シリンダー外すとガソリンがこぼれてきました。
そのままシリンダー外してクランクケース覗いて見ればこの通り。
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では一体何が起きていたのか?と言うと… 燃料コックの閉め忘れです。
いえいえ、ガソリンチューブが外れた訳ではありません、それならクランクケースには溜まらないですし。
RS乗りの皆さんは御安心下さい、スタンダード車では起こり得ません。

nao RS はラム圧をブレーキレバーの入力を検知させてソレノイドで制御しています。
利用しているのは 88NSR250R の純正ソレノイドバルブ。
タンクのエアブリードを開け閉めする訳ですが、通常はソレノイドは閉じています。(バッテリーオンでオープンする)

なので…燃料コックが開いたまま車内に放置しておくと、熱せられて膨張したタンク内の圧力で逃げ場の無くなった燃料はキャブに際限無く流れ込みます。

結果クランクケースをガスが満たし、チャンバーに溢れ、ラムボックスに溜まり、地面にも漏れます…

実はこれで2度目だったりします。
何かしら対策を考えないと。
本当は制御の安全面からも、ノーマルオープンのソレノイド(無通電でオープンしてるタイプ)を利用するのが良いのですが、RS250R の純正部品を使えば済む話なんですけど物凄い高額なんです。

なので NSR のを安く入手して B接点リレーで逆転制御して使ってます。
車に積む時には燃料ホースを外すか習慣付けるのが一番安く確実なんんですが…多分忘れるような気がする。

とりあえず溜まったガスを掃除して、ピストンとクラッチとリードバルブを練習用に戻します。

デトカンは決勝で 80 も叩いていた割にはダメージ全く無し。
普段は1桁カウント狙いなのですが、圧縮を詰めたのでこのくらい打たせて良かったみたいですね。

その他は特に問題無し… って今回はもう十分問題だらけでした。