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富士を走って来ました。


MCFAJ 開幕の筑波で使って以来封印していた RS を投入です。
今年はあえて辛いコースに辛い方のマシンを持ち出していたので、RS で富士を走るのは久し振りです。
前回、前々回のレースで課題として課していた部分の答えは出たようなので、再度富士で RS を乗ってみました。


例によって前泊の為に自宅を前日の 22時頃に出発。
翌朝目覚めると、う~ん、微妙な空だ、さすが FISCOウェザー。

ゲートオープン待ちの列に並びますが 125組の姿は見えません。
と思ったら jara_camellia さんから携帯に連絡が。
どうやら列の後方に並んでいたようですが、Uターンして帰ろうかな?と。
ハイ、ちょっと降り出して来ましたね… 直ぐ止みそうですが。

ゲートオープン後、自販機前の場所を確保。
jara さんがお隣さんです。

車検場前の屋根下に mk@HB さんが来ました。
その後○川さんと○本さんも登場。
今日は 125 総勢 5台ですが○本さんは登場が遅刻気味だったので 1本目間に合わずです。

1本目 8:50 から。
7:30 にゲートオープンで 8:50 は時間が全然足りません、ギリギリです。
バイク下ろして走行準備して時計を見ると残り20分弱。
らっぷくんの送信機を仕掛けて走行券を買い着替えているともうスタ前チェックの放送が掛かります…

久し振りの RS なのですっかり手順を忘れています(汗)

8:33 気象条件
気温  27.0℃
湿度 73%
気圧  949hp

キャブオーダー
MJ  = 170
MJH = 3.9
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
PWJ = 45(CUT MODE の初期設定  3)

暖気では全開固定時の頭打ちが若干早いようですが、これは純正樹脂リードやエンデュランスカーボンを使うと富士ではどうしてもこうなります。
モトバムカーボンであれば全く問題無くスムーズなのですが、販売終了に伴い乱用出来ませんので練習走行時には 02樹脂で走って見る事にしてます。
中古でも何でもモトバムリードを買い漁らないと行けないのですが、見つからないんですよねえ…

時間も押してるので急いでコースイン。
今回は MK さん、石○さん、jara さん、そして nao です。
準備が間に合わない山○さんは見学コース。

○川さんの直ぐ後ろでコースイン出来たので、ペースを掴むチャンス!と思ったのですが、TZ 乗りが全然抜けない上に RS の乗り方忘れてしまっているのでそれどころではありません。
乗り出して 1周目、TZ に比べての単純な感想。
* 重い。
* 固い。
* 加速力が排気量違うくらい鋭い。
* パワーバンド外のハンチングが凄い。
* 凄いブレーキが効く。

そして…
*** 怖い…

大分慣れて来た頃に気付くと、5速、6速が全然伸びません。
トップスピードも214km くらい。
4速までの加速力は問題無いのですが、5速、6速では突然加速が鈍る部分があり、まるで前からグッと押されているかのようです。
なんだコレは??こんな不調は経験がありません。

jara さんを発見。
ストレート勝負になります、抜けますが以前の様にスリップ関係無くと言う訳には行きません。
4速までの加速力ではガンガン詰まりますので加速力で抜けますが、5速あたりで頭打ちと言うか、押し戻される感じが出てそれまでです。
トップスピードも 214km 、く… 苦しい。

原因の解らないエンジン不調ばかりも気にしていられませんので、頭を切り替えてこのセッションは乗り慣れる事に集中します。
が、7000回転付近のハンチング凄くて、半クラ当ててその回転域を乗り越えないとハンチングで車体が暴れて転倒してしまいそうです。
元々この傾向はあるのですが、乗れてきて 2分切る位で走れるとこの回転域は使いません。
が、今日は全く乗れて居ないので、コーナーの最もスピードが落ちる部分ではこの領域に差し掛かり、ハッキリ言えば失速しています。
なのでハンチング。
なので開けられ無いと言う悪循環… タイムもベストで 1秒。

あとブレーキ。
TZ のブレーキと比較して全く別次元の効きを見せるので、同じ様に入ると止まりすぎます。
では単純に遅らせれば良いのかと言うと、フロントタイヤのグリップの問題と旋回開始の問題があるのでそう単純には行きません。
これが中々難しい… 途中何度か突っ込みすぎで曲がり切れず飛び出したりクリップ付けなかったり。

jara さんがずっと付いて来ていて、途中ヘアピンで先行されてしまいますが、300R の加速力で抜き返します。
nao RS としては異様に遅いけど、一般的な RS としては普通みたいです… でも普段直線番町なのでこれでは納得行きませんね。

そのまま jara さん付いて来ていて、またヘアピン出口で並ばれますが、やっぱり 300R の加速力で Bコーナーまでに抜き返せます。
しかし… そろそろ振り切らねばなるまい!と気合入れて 1コーナーへ。

150m 看板狙ってブレーキング、看板確認。
む… 200m 看板確認。
その先に 150m が… と思ったら何と
50M とだけ表示!?

ハイ、100M と 200M 看板読み違えて 150M と 50M 看板間違えました。
当然 50M 看板付近まで 6速全開。
いくら今日は不調な RS とは言え… そりゃ無理だ。

そのまま真っ直ぐコースアウト。

もちろん jara さんとその直後に居た MK さんは遥か彼方へ。
あとは淡々と一人旅。
調子悪いだけでは対処のしようが無いので状況分析と解決策の構築に残り時間を割いて走行終了。



2本目は 13:00 から。
ゲートオープンから1本目まではギリギリの時間しかありませんでしたが2本目の枠までは随分とあります。
その間に 1本目の不調の対策。
皆さんに状況を聞くと、5,6速で押し戻される症状は無いとの事。
突発的に向かい風とかあったのかと思ったのですがそのような事では無いらしいです。

残りの可能性は電気関連かキャブセット、もしくはクランクですが、クランクだとしてもいきなり突然こんな終わり方は可能性が低いかと。

無難にキャブセット。
nao RS は何時も回りのバイクに比べて 1,2ランクは濃い状態で走っています。
あまり絞ると空ぶかしでのフィーリングは良いけど、実走では高負荷時のトルクが無くなって加速しないのです。

ハンチングが凄いのもあったので濃い目過ぎるか?とも思ったのですが、過去事例から当て嵌めると薄すぎると判断して MJ を 172 に変更してみます。
そのままではハンチングがさらに悪化しそうなので MJH を 3.6 へ変更。
これで様子を見ます。
リアサスのデーターを見ると殆ど入っていませんが、タイムがベストの4秒落ちですからねえ… 今はそのままにしておきましょう。

jara さんと MK さんは1本目のみとの事で終了、お疲れ様でした。
2本目には山○さんが加わり 125 は総勢 3台です。

12:45 気象条件
気温  29.5℃
湿度 64%
気圧  944hp

キャブオーダー
MJ  = 172
MJH = 3.6
JN  = 69-34(4)
SJ  = 42
PWJ = 45(CUT MODE の初期設定  3)


コースインは WIN-JACK のお二人の直後。
かなり気合入れて付いて行こうと努力しますが… やはりこのお二方速いです。
ストレートに出て 5,6速… 駄目だ!変わらないって言うか酷くなってる!?しかし… 直前を走る山○さんのバイクにはあっさり追い付きますが(汗)
今にして思い出すと石○号との差もあまりありませんでしたね…

何周か絡む事が出来ましたが、そこはそれ、自力が違いますからやっぱり nao は Bコーナー進入で突っ込みすぎて飛び出しちゃいました。

どうにもエンジン不調の原因がハッキリしないので、この走行は不調の原因解明に徹する事にしてピットイン、キャブセット変更。
MJ を 逆に絞る方向にして 168 にしてみます。
さらに遅くなったような… いえ、遅くなってます、6速に入りません。
5速 12500RPM で頭打ち。

しかしそれまでの加速力には若干鋭さが増したのと、デトカンは 0発なので傾向を見るために思い切ってもう一ランク下げて見ます。
MJ 165 へ。

押し戻される感覚は多少改善されましたが、それは薄くした事によりそれ以前の加速力が落ちたからかもしれません。
6速には入りますが… 最高速は 212.5km 止まり。
デトカンは 3周で28発。
あえてやって見ましたが nao RS としては打たせ過ぎですね。
絞ると回転の上り方はスムーズになるけど決定的に加速しません。

そんな状態ですから、本日のベストタイムは2本の走行どちらも 2分1秒台。
せめて0秒には入れたい所だったのですが…

走行後に WIN-JACK のお二方に効いて見ると 2本目は条件が良くなかったようで、お二方ともバイクは遅いようです。
石○さんのは nao RS と大差無い最高速。
山○さんはパワー不足で 6速に入らない状態だったそうです。

なんだろう??酸素濃度かな?たまに富士ってこう言う時があるんですよね。
デトカン叩くほど絞ると単純に薄すぎてパワーが出ない。
むむ…



走行終了後皆さん撤収。
nao RS の攻め所は直線ですから、そこが普通では大変困ります。
ライダーの腕の無さは直線で補って貰うのが nao のスタイルです(笑)
このままって訳には行かないので、仕様変更を含めた整備とチェックを実施して帰る事にします。

特に問題ある部品はありませんでしたが、ピストンの焼けは弱い気がします。
やはり決定的に燃焼が足りない感じです。
チェーンラインが若干斜めになってました、これで多少影響が出ていた…??考え難いですね。

標高の高い富士の夏場でもあるので、圧縮を詰める方向で仕様変更してみました。
ベースガスケットを 0.4 に。
リードガスケットも NSR用の薄い物へ。
ハンチングの解消とアクセレーションの改善の為に虎の子のモトバムリードへ… これ割れたらどうしよう??次どうしよう??ま、それは後々考えますか。。。

点火時期は STD ですが、状況を見て調整も視野にいれましょう。
ただ、例年このような仕様変更はしていなくて、違いと言えばリードバルブ…
やはりコイツの疑いが濃厚ですね、しかし入手不能はどうしようも出来ない(泣)
新たな道を模索するしか無いのでしょうかね、ちょっと迷宮からの出口が見えない感じです。

甦れ!直線番町…

そうそう、その直線番町様に磨きを掛けるべく新兵器を投入したのですが、エンジンがこの状態だから良く解りませんでした…
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ただ、あえて頭を出してみたりしてみたらやっぱり遅くなります(当然)
空力って大事ですね、加工する価値は大いにあるでしょうね。
これでもうちょっとスクリーンを下げる事が出来ますね。