バトルシフターのロッドスイッチを分解修理してみました。


先日の筑波で、不意に点火がカットされる不具合が確認された旧タイプのバトルシフターロッドスイッチ。
昨日富士でスイッチ交換して走った結果、やはり主原因はこのロッドスイッチ本体にあるので分解整備してみました。

ざっと分解しました。
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シムが入ってクリアランス調整されている部分があるので要注意です。

あとは各部のビスに loctite が塗られているので、ネジを破損しないように注意して分解、分解したらネジ山とネジ穴の清掃も入念に。


この白い部分がスイッチ本体です。
どうもシリコンの中に電極があり、シリコンを圧縮すると通が生まれる構造です。
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で、原因はと言うと… 無論スイッチ単体でのテスターチェックでは問題は全くありませんでした。
当初はスイッチの断線かとも思ったのですが、そのけはいもありません。

よ~く観察すると… 各部の汚れが凄いです。
多分劣化したグリス?や錆、砂利の類だと思うのですが(ボルトは錆びてました)それらがスイッチ部分とハウジングの間に結構溜まっていて、作動面部分にも流れて来ています。
これらが溜まってスイッチ面部分を部分的に圧縮していた疑いが濃厚です。

このスイッチ、作動点はごく一部なのにその部分の検知の面圧は結構シビアです。
スイッチがズレたり、異物を噛み込んだり、スイッチを押すロッドが曲がったりズレたりしたらそれでもう駄目ですね。

成る程… だからロッドスイッチの取り付け時にロッドを回す方向に力加えるなとか左右に振るなって言う注意があるのですね。

クリーニングして作動部分には wakos の MPGグリースを塗布(シリコンにしようか迷ったのですが…)
スイッチ部分の隙間は劣化してボロボロだったのでシリコンシーラントでシールし直し。
クリーニングには先日購入したsimple GREEN 洗剤を試用。
結構良い感じです。
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組み上げてテスターチェック、OK!完了です。


ちなみに先日シンプルグリーンを購入したホームセンターハンディ綾瀬店に行ったら、年末お掃除応援セールだかで、オマケでシンプルグリーンレモンなる新商品が同梱されてスプレー口も付いて安く売ってました…