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キルスイッチの誤操作に対する対策を実施しました。


以前に RS に対して、誤操作防止対策の一つとして、WGP でも採用されていたキルスイッチガードを製作した訳ですが、その際に問題定義された件がありました。

切りたい時に切れないのでは無いか?

です。

確かに、ガードがあると切り難いです。
慣れの問題で意外といけそうでもありますが… もう一つ問題が。

DIY で作るにはかなりの労力、そしてその労力に見合うとは思えないって事です。

金鋸とヤスリでひたすら切るのはそりゃ大変。
切りすぎ、削りすぎには要注意… 泣きたくなります。

って事で、誤操作防止に対するもう一つのアプローチを TZ に施しました。


要は、不意に振られたりした時にハンドルから外れた手が誤ってシーソー式のスイッチをオフにしてしまい、それによるエンジンストップが問題なワケで…

昔ながらの押してる間だけ作動するプッシュ式キルスイッチにすれば問題解決でしょ?って単純な事です。

これだと押してる間だけイグニッションを切るので、シーソー式に起こる問題は発生しえません。

切りたい時に簡単に切れます。

しかし、これをそのままってのにも実は nao TZ にはちょっと問題が。

nao TZ はバッテリーを搭載している関係で、キルスイッチ=メインスイッチとなっています。
キルスイッチオンでバッテリーがオンになります。
なので現用のシーソースイッチはメインスイッチとしてそのまま残して、新たにイグニッションだけを切るように左ハンドルにプッシュスイッチを付けました。
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今回取り付けたプッシュスイッチはイグニッションだけ切る、本来のキルスイッチのラインにそのまま取り付け。(98以後のバッテリー搭載 TZ250 では”シフター用”とされているラインです)
つまりキルスイッチは 97TZ125 本来の姿に戻しただけです。

メインスイッチはスロットル側に移設しました。
この位置だと、スロットルハウジングがガードの役割をしてくれてメインスイッチを不意にオフにしてしまう可能性は低いです。
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RS にもプッシュスイッチを取り付けようと思いましたが、nao RS はもうハンドル周辺に余剰スペースが無かったので、メインスイッチをハンドル以外の位置に移設する必要もあり、RS に使うには B接点リレーでスイッチの作動を逆転させる必要もあったりでメンドクサイし折角ガード作ったし当分そのままになりそうです… もう電装触りたくないのですがなぜか電装作業が多いですね…