ベアリング交換を終えたケースへクランクシャフトを入れました。


が… しかし。
結果から先に言うと失敗でやり直しになりました。

まずは何時ものようにクランクシャフトは冷凍しておいて、ケースは電熱器で熱して冷えたシャフトをケースへ挿入。
反対側のケースも合わせてプライマリーギアを取り付け、一度バランサーをバラす。


ここで第一のミス。
順番間違えた… ケースのボルトを先に規定トルクで締めなきゃいけないのにプライマリーギアを付けるのを先にやっちゃった。

自分のメモが紛らわしい書き方していて、やった後に”おかしいな?”と。

気付いた時にはもう遅い。
とりあえずこのままケースを締めて次へと思ったら…


第二のミス。
締め付けボルトが折れちゃった…
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数回に分けてボルトを締め付けていた時に、うち1本が”なんか感触が柔らかいよな?”と思い外して点検するも異常無し。
もう一度締めて行って見たら… ボルトが折れちゃいました。
程度が良さそうだったから、古いボルトを再使用していたのですが、やはり駄目ですね、今後ボルト類はクランク交換時には全交換する事にします。


第三のミス。
ボルトを全交換して締め付けなおし、クランクシャフトのセンター出し。
何か納得の行くセンターが取れないよな… どうもシャフト引っ張りすぎたかな?やり直すか?妥協するか?と思ってたらトンでもない事を発見。

ふと触れたはみ出した液体ガスケット、TB1207B が全然乾いていません。

実はこの TB1207B、今回使おうと思ったら殆ど固まってしまっていて(キタコのですが、一度開封すると蓋閉めても固まっちゃいませんか?)切り開いて中央部に残った固まっていない部分を使ってました。
ところが、それがもう塗って半日以上経過しても柔らかいまま。

新品の TB1207用意して、比較して見たら新品はやっぱりものの数分で固まり始めて、明らかに違う!!

コリャ駄目だ!変質していて固まらないんだ、この古いガスケット!!って事で再度分解決定です。

一度開封したガスケットは蓋閉めてて固まり始めたら廃棄ですね、固まらなくなるなんて事実は経験した事ありませんでしたがこんな事で失敗するのも馬鹿らしいです。
今回の液体ガスケットは前回クランク交換した時の残りですから、1年は保存出来ないって事ですね。
冷蔵庫とかだと保管できるのかな??
ま、1本 \500 くらいだから今後は作業毎にケチらず買い換えますか。

と言う事で、クランクセンターも上手く出ていなかったし、再度全バラです。
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とりあえず今日はバラしてクランクシャフトを再び冷凍庫へ。
ここまでで作業終了。

富士のレースが終わったら再挑戦ですかね?上手く行かない時って全然駄目ですね。