FISCO を 18,19日の両日走って来ました。


目的はレベルアップ。

これまでのように期間を開けて練習しても、折角得た物が半分忘れて次の走行でやり直しみたいな状況が続いていて、尚且つ今年前半の絶好調が度重なる雨や強風で走れなかったり雨を走って雨走りが抜けなかったりして、身体のリズムがガタガタになっているのを実感していました。

こう書くと批判意見も噴出しそうですが、やはり雨を走った悪影響が抜けません。

雨の中ではある程度のリズムを掴みましたが、きっと次に走ったときにはもう忘れているでしょう… nao はそういうライダーなのです。
ドライでの雨リズムが中々抜けず、それを抜くのに1,2回の練習量を必要としてしまっています。
前回の練習で何とかドライのイメージを取り戻した程度で、今年前半の絶好調ぶりから考えるとまだまだです。

と言う事で、この2日間で何とか仕上げてこようかと。

そう言った理由でしたので、
例によって雨だったら絶対走りません。

そのつもりで挑んだ初日、18日は朝から何時降ってもおかしくない空… なめてんのか!?



7/18 合宿初日

イメージ 1

朝から陽がさす事も無く曇り空。
今日は練習枠の設定が午前中に2本だけ。

富士は朝のゲートオープンが遅いので(7:30) 朝一走行枠の9時は準備が遅い nao には結構一杯一杯です。
入場したら速攻でバイク下ろして準備して、キャブセットを済ませウォーマーを巻いたらもう走行開始30分前!

急いで走行券を買いに行きつつらっぷ君送信機をセットして着替えてもう走行開始です。
茶の一杯すら飲む時間ありませんでした…

1本目 9:00 ~ 9:30

気温 27.5℃  湿度 73%   気圧 941HP

MJ =  168 (MJH =3.9)
JN =  69-34(4)
SJ =  42
PWJ = 45(MODE-1)

以上のキャブセットで走行開始です。

日光が射していない為か蒸し暑さがいつもの数倍で、置いておいた紙が湿度を吸ってボールペンが滲みます…

コースインすると、やはり人間が感じていた程には暑くないらしく水温計は 53℃でした。

デトカンも時折パラパラと打つのですがストレートでは殆どカウントせず。
ヘアピンの先、300R の区間で打つところがあるようです。
この程度なら許容と判断して走りこみに専念します。

まず、目が付いていかなくて何にしても”速い!”の感覚しかありません。

こう言った時は実は要注意で、速い!と感じている時ほど実は大した事ありません。
本当に調子良い時には、”遅い!”と感じる事の方が多いのです。
つまりそれだけ心の余裕が無いって事なのでしょうね。

案の定、1周目のタイムは2秒くらい出ていそうと思ったところで 6秒。
やはりな… とストレートでらっぷ君を確認して認識、タイムを知るのは重要ですね。

一杯一杯と感じていたブレーキングも、この程度のタイムでしたら問答無用でガンガン突っ込めると言う証拠です。

前回感じていた”止まらない”感覚は今日はありません。
やはり強烈なトラクションを発生させる4輪の走行直後はタイヤゴムが路面にめり込んでしまって駄目ですね。(後程、前回の週は4輪の走行直後であるのを確認しました)

なかなかストレートエンドのブレーキングで 150M まで突っ込めませんがバイクではなく人間の勇気の問題です。

”駄目だ!”と叫ぶ自分をもう一人の自分が”行ける!問題無し!”と必死に言い聞かせます。
nao は本当に富士の1コーナーのブレーキと 300R先のブレーキでは、直感的に”駄目だ!止まれない!怖い!”と思ったら口に出して”止まれる行ける”と言っています。

これは一見しょうも無い事のように思われますが、実は以外にも nao には効果があったりします。
ビビリな自分には魔法の呪文だったりするみたいです(笑)

5周目に 2秒に入れ、ようやくペースを掴んできた感じです。
ここでふとスピードメーターに目をやると… 210km しか最高速が出ていません。
デトカンを叩いて居る事もあり、やはり薄すぎるのかトップスピードは伸びていないようです。
注意深く観察すると 6速に入ってからの伸びが元気ありません。

MJ を濃くしても良かったのですが、取りあえずは PWJ SELECTOR を MODE-1(12200RPM) から MODE-2(12400RPM) へと変更して見ますがあまり変化無し。
キャブセット変える時間の方が勿体無いのでこのまま走り込みに専念します。

7周目に 1秒に入り、8周目こそ 2秒でしたが 10周目までを 1秒で走ります。

それでも中々 ブレーキングポイントを奥に取る事が出来なくて、そこを課題に突っ込みますが 11周目の 1コーナーで止まりきれずコースアウト。

しかし、コースアウト時に、”こんなモンだったか?”と以外にもスピードは出ておらず、ビビリなだけで曲がれないと認識していた自分を再認識。

12周目を 2秒で終え、13周目に 1秒00
随分と突っ込めるようになってきました。

14周目に 2'00"54を記録してチェッカーで一本目終了。

一本目終了間際にちょっとだけパラパラと降り出して来ましたが直ぐ止みました。
2本目まで天気が持つか心配です。

走行終了後に確認すると、デトカンは 168発、ちょっと nao RS では打たせ過ぎです。

トップスピードも 215.9km といつもと比較して遅いです… あと 3km は欲しい。

MJ の割りに打つ傾向があったので、1度進めていた点火時期をスタンダードに戻し、MJ を 170 に変更して 2本目に挑みます。
2本目までのインターバルが 45分しか無かったので、ガソリン作ってキャブ変えてなんてやってたらもう時間です!



2本目 10:15 ~ 10:45

気温 28℃  湿度 72%   気圧 942HP

MJ =  170 (MJH =3.9)
JN =  69-34(4)
SJ =  42
PWJ = 45(MODE-3)

点火時期と MJ を変更したおかげで、デトカンも打たず高いギアでも加速して行けます。
ただ相変わらずトップスピードは不足気味ですが… クランクもう駄目かな??

2周目を 2秒で始まり、3周目はナンバー付きと重なったのもあり 3秒。
4周目で 1秒に入りますが続く 5周目は 1コーナー抜けたらイエローフラッグ掲示。
おや?と注意すると…  100R 外側に派手に壊れたビッグバイクが… ライダーさんが心配です。

次の周にはなんと白旗掲示で救急車が入っています。

100R でハイサイドっぽいのでダメージがでかそうです、怪我が軽いと良いのですが…
7週目の時にはグリーンフラッグが出たので、全開走行に移ります。

勿論 100R ではオイルが出ている可能性があるので細心の注意を払って確認。
外側に黒い線がありますが、通常走行するラインではないので、滑走時に出た?ようです。
問題無しと判断して走行続行、7周目に 0秒台。

8周目から 12周目まではビッグバイクやナンバー付きと重なってしまって思うように詰められませんでしたが 1秒台周辺を推移。

13周目にクリアを取れて、ここでようやく 59秒を記録。

14周目は 0秒で、時計を見るともう一周で終わり…

15周目もクリアで走れて、この日のベストタイム1'59"62で終了です。



デトカン2発、水温53℃、トップスピードは 215.3km と相変わらずトップスピードが足りません(汗)

そしてデーターを書き込んでいるとついに空が我慢できずに降り出して来ました。
大慌てで RS だけスーパーカートの人が使っていた喫煙所下の屋根に入れてもらって退避。
荷物は… 間に合わず濡れちゃいました。

その後は皆さんの撤収後に屋根下を占拠して整備します。
ピストンを確認するとガッツリとスティックしていました。

nao RS は殆どスティックする事は無いのですが、スティックした時には全然走りません。
今回のトップスピード不足もこれが原因だと良いのですが…

その他は特に問題無く整備終了、翌日に備えて水とガソリンの補給まで済ませて置きました。