先日の全日本筑波の際に修理依頼の品が2点ありました。

一つは RSタイチのタイヤウォーマー。

依頼元は GP250 に参戦する某選手。
どうやら断線らしく発熱しないとか。
今回は現地に電気用の工具と材料を一式持ってきていたので現地で修理!
早速布地を切り開いて裏返して検査して見ると… 面状発熱体とコネクターの間のシリコンコードで内部が半断線していました。
イメージ 1
ちょっと使ってる配線が良くないんじゃないかと思いますね、nao ならここはテフロン線だと思います。
シリコンだと皮膜がフニャフニャすぎて芯線に可動ストレスがかかり内部で断線してしまう確率が高そうに思います。

今回は断線部分をカットして、スプライス。
無事電気的には復活しました。
今更ですが、今後が心配なのでテフロン線に置き換えたいなあ…

しかし… 本当の試練はここからでした。


何故なら nao の得意分野はあくまでも電気配線のみでして、布地はむしろ苦手分野…

team SMOKY の特設テント内で、SMOKY の仕事は一切せずにタイヤウォーマーを修理、それだけでは飽き足らず仕事中のこばぴーさん捕まえて針と糸を借用。
チマチマと指縫ってんだかウォーマー縫ってんだか解らん状況でチクチクやっていると… あまりの下手っぷりに見かねたこばぴーさんが裁縫の仕方をレクチャーしつつ続きをやってくれました!ありがとうございます。
無事復活したウォーマーは 250 のタイヤを使ってテストしてもらい OK との返事を頂いて一安心。



次は発電機


これは隣の特設テントのチームのメカニックさん(実は面識はありませんでしたが nao の自宅のごく近所のお店のチーム)からさかいさんに、発電機が回るけど発電しないのでバラしてみたけど解らない…と相談が。

さかいさんからの紹介で nao が興味本位で解体検査してみました。
確かに電圧 0V 、ブレーカーの入力ですでに電圧が無い…
勿論フューズ切れでも無い。

分解して見たらてっきりカーボンブラシで電力を伝達しているかと思いきや、非接触式でした。
色々調べて見ると、どうもキャパシターが怪しい… 一度放電させて取り付けなおすと暫くは 30V で発電するが直ぐに 0V に…
部品が無いのでお手上げでした。
バラすだけバラして期待持たせてゴメンなさい。


以上2点、SMOKY の仕事はサボってるくせにこんな事やってました(笑)