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'97TZ125 の GP3(風)kit組み込みが完了しました。


自作イグニッションセレクター、kitシリンダー(多分 J-RACING)、キットチャンバー(多分 TADAO RACING)、カーボンリードバルブ(多分デイトナ製)を組み込んで、ラム圧キットは除去。
ラム圧キットは別の TZで活躍してくれるでしょう。

かつての GP3 KIT はシリンダー、チャンバー、ヘッド、カーボンリードバルブで構成されていました。
電気は YEC のオプションだった筈。
今回は寄せ集めでヘッド以外のほぼ全てのパーツが揃いました。
GP3 KIT はそれの組み込みで何と
35馬力を発生する!
という素晴らしいキットです。

ちなみにスタンダードの旧エンジンTZ は32馬力らしいです… 筑波サーキットでヤマハのユーザーサポートに聞いたので間違いないかと。
で、スクエアエンジンになった新型TZ は何とスタンダードで 35馬力らしいです。
これでようやっと新型スタンダードと数字上のピークは同じ…

ですが、何と RS はスタンダードで 40馬力を発生しているとか… 恐るべし RS !!
ちなみにスクエアエンジンの TZ にキット組み込んで 40馬力程度でスタンダードの RS と同じくらいになるとか…

TZ と RS 両方乗ってるとよ~く解ります、ロングな富士なんて走ると TZ は5,6速は力全然ありません… RS はがんがん加速して行きますが… そりゃベストタイム9秒も違ってくるよなって感じです。
多分 mcfaj で混走で走ると S80 のスリップ使う事になるような気がする…


nao TZ はとりあえずこの仕様で走らせてみます。
実はまだキット用のモディファイキャブと、M-MAX のロム交換式CDIユニット(95ベースの改造ロム付き)と、KES の超モディファイシリンダー(ポート間の柱の太さ 1/3 程度!!)なんて言う強力な部品もあるのですが、いきなり組み込んでもセッティング出す前に破壊しそうなのでとりあえずはパス。

しかし久々に TZ をバラすと… 色々大変です。
ピストンの勘合はシビアだし突き出しは調整しなきゃいけないし、YPVS も調整しなきゃいけないし。
RS と比べると各部の作りは良いんですけど、やる事多すぎでシビア過ぎって感じですね。
メインジェット2,3ランクでもセッティングミスるとエンジン始動すらしないし、すぐに焼き付くしカブるし… セッティング決まれば最高 32 馬力発生で調子の悪い RS のスリップにはなんとか潜れますが(笑)

あとは、これは完全に設計ミスだと思うのですけど、TZ は右に転倒するとほぼ確実にラジエターキャップが潰れてラジエターのキャップ&ラジエター側の口の交換という大手術が必要になります。
これはラジエターのサイドシェルよりも外側にキャップが出っ張って付いてしまっているからです。
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これの対策には、キャップをホースで浮かせてフローティングマウントにしたりする方法があるのですが、溶接を伴うのでちょっと値段も張ります。
nao TZ の今のラジエターはまだキャップが生きているので、キャップを潰さないようにリアルバランス製のラジエター保護棒を付けていますが、これは鉄なので重いんです。
これでも実は完璧では無いので、カウルとラジエターの間に硬めのスポンジを圧縮して詰め込んで転倒した際にはカウルがキャップよりも地面と先に当たってショックを吸収出来る?ようにしてみました。
効果があるか無いかは不明ですが…出来れば検証もしたく無いですが… 一応決勝カウルではラジエターの保護棒は重いから外してしまうので。