借用した 97キットのイグニッションセレクターの配線を調査しました。

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ワイヤーハーネスが写真で 2本あるのは、上が借用したキット対応(中央から純正には無いイグニッションセレクターのコネクターが生えている)の配線で、下が比較用に用意した純正のワイヤーハーネスです。

ワイヤーハーネスくらい買えば良いんですけど、なにせ97年モノ…
現行までマイナーチェンジで凌いでいる RS と違って TZ の 97 は1世代古いショートストロークエンジンなので、当然もう YEC にも部品がありません。

なので…

無い物は作るしかない!

ってワケで借用したワイヤーハーネスを解析して見ました。
純正と見比べると…どうやらイグニッションセレクターを付けるコネクター以外は外観上の目立った違いはありません。
TZ の場合は、キット対応のプログラムが始めから CDI の中にプログラミングされていて、それをセレクタースイッチで呼び出して使う事になります。
その為、CDI その物はキットでも純正品です。
セレクタースイッチはちょっと厄介で、当初はただのジャンパースイッチかと思ったのですが、実際は各ポジション毎に抵抗値を変化させて与えているポテンショメーターになっています。
一応、セレクタースイッチの各ポジジョン毎の抵抗値のデーターは押さえましたがコイツの解析はまた今度にして、とりあえずテスターを持ち出してワイヤーハーネスの通チェック実施。

新規で這わされているのはイグニッションセレクターから CDI までの黄線のみで、その他2本は既存の線に割り込みでした。

良く解らなくなってしまいそうなので、とりあえず配線図作成!コレです。

純正配線

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キット(セレクター対応)配線

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多分間違っていないと思うんだけど… 製作はまた次回。
とりあえず厄介なセレクタースイッチの設計に入らなきゃ。
各ポジション毎で計測した抵抗値になるように回路を考えるのが大変です(汗)