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昨日取り付けた TZ のステッピングタコメーターの作動確認をしました。


まずは水温計。
およそ60度のお湯をラジエターに注いでクランキングしてエンジンに回します。
その時の差は… ピッタリ同じ、スタティックでのチェックでは良好です。
あとは実走でのチェック終了時点で HRC水温計は取り外します。

次はタコメーターですが…
家の近所でレーサーのエンジン回すのは御法度なのですが、とりあえず動いたら直ぐカット、低回転のみで出来るだけ民家から離れて… エンジンスタート!

結果は…
動かない…!!
ちょっと甘かったようです。
RS の回転シグナルラインをそのまま TZタコに放り込んだだけでは動きませんでした(泣)
1回転1パルスで検出方式は同じなのでイケルと思ったのですが…
残念ならがら失敗です。
さて元に戻すかな~ なんて…












このままでは性格上我慢ならない!!

と言う訳で早速回路検討。
同じ1回転1パルス方式なのになぜ動かない?回転数 1/2 とか 2倍とかなら解るけど全く動かないとは??
まずは疑わしいのが、タコメーターの初期不良か変換コネクターの不良。
変換コネクターの末端でアナログテスターを簡易タコにしてパルスの変化を追いますが… ちゃんと変化してます。
って事はタコメーターの初期不良か!?ってワケで家にあった TZ のスペアを投入して見ますが…やっぱり動かない。

さて、ちょっと纏めます。

・アナログテスターではシグナルは検出できている。
・タコメーターへの電源には問題無し。
・TZ & RS 共に1回転1パルスで検出方式は同じ。
・TZタコメーターその物は問題無し。

この段階で駄目かコリャ… と思いましたが…
あ!もしかして!!!
閃いた事が一つ。
早速試して見ると… おお!動いたよ!!!
なんだ~そういう事か!コリャ TZ と RS 両方持ってないと気付かないでしょうね。
って言うかよくよく考えれば解りそうな物… 解った後に調べたら当たり前の事例だったみたい。
とりあえず警察に通報される前に2,3回回転を上げて作動確認、問題無し。
無事解決です。
こちらも実走で問題無ければ正式採用としたいと思います。
思いもかけない所で苦労しました。
TZ はタコメーターがダイレクトにイグニッションコイルへの1次側パルスを拾って出力している(パルス駆動方式と言うらしい)けど、RS は一旦 PGM で計算してタコメーター用にパルスを作っているのですね、このラインはデーターロガーに回転シグナルを供給するラインでもあり、タコメーターはそのシグナルを利用した形になります。(ECU駆動方式と言うらしい)つまりシグナルの質が全く別物なので RS に TZ タコを使う場合はダイレクトにイグニッションからシグナルを引けば OK です。