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富士を走って来ました。


16日のレース前に唯一走れる日が今日だったんでちょっとバタバタしましたが行って来ました。
実に 4月の mcfaj筑波決勝で怪我して以来の走行です。

朝到着して準備を始めますが… 何せ久し振りなので準備も進まない!
本当は1本目から走るはずだったんですがキャブセットが出なかったり、変更した足回りがしっくりこなかったりでとても間に合わないので見送りました。
2本目から走行。

キャブ、足回りともにマシンヘッドの小澤メカさんに見てもらって、復活の序章としてはこんなもんかな?って感じに纏めます。
ちょっとキャブが濃いしリアも固めてる(イニシャル+1.5回転)けど、ま、とりあえず…

ちなみにキャブオーダーは
気温26.5度、湿度82%、気圧 941hp で
MJ=172 SJ=42 PWJ=45、JN=68(34)-4、MJH=3.9 って所です。

走行開始。
え~…
ビビッてしまって全然駄目です…
スピードに対応できません。
いえ、自分の中のかつての自分は”行けるだろ!”って言うんですが、現状ビビリの自分は”いや、もう駄目!”と体が固まってしまいます。
絶対曲がれるはずのスピードで飛び込んだコーナーでも”駄目だ!”と判断して曲げるのをやめてしまっています。
当然タイムはベストの17秒落ち…

一旦気持ちを落ち着けて走りなおします。
何処がどう悪いのかマシンからのインフォメーションを全然感じ取れません、怖さだけが先行します。
そうこうしているうちにスローペースで走るマシンヘッドの岡田選手を発見。
”ちょっとは着いていけるかな?”と思ったのですがあっという間に見えなくされます…
絶好調の自分でも勿論太刀打ち出来ないのですが、少なくとも見える範囲で1周は回れるはずなのに…
頼みの綱のストレートもやはりキャブは濃すぎるようで、デトカンは僅かにカウント2、トップスピードは 216km 出ますが5,6速の伸びが足りません。
そんなこんなしているうちにあっという間に 30分終了。

ベストタイム 2分7秒。
タイム的にはまったくお話になりません。
それよりも怖いだけで全然攻め込めなかった自分が残念でなりません。


次の走行までにキャブを MJ170 に絞り、固めたリアサスを1回転抜きます。
コースイン。
2周目に4秒台に入り、3周目くらいからタイムは出ていない物の恐怖心が薄れて来ます。
先程よりバイクを安定して楽に走らせる事が出来るようになってきてマシンからのインフォメーションも僅かながら感じれるようになって来ました。
そこから先は走れば走る分だけかつての感覚を取り戻しつつあります。
1周ごとに確実にペースを掴んで来て、最終周回でようやく2分2秒台に入りました。
しかも1本目よりも確実に安全性は上がっています。
結局ベストの4秒落ちでしかありませんでしたが、タイムよりも感覚を取り戻せかけたのが安心しました。
心配だった鎖骨もツナギを着るのが辛いのと、ツナギの重さが肩に掛かると痛みますが走る分には支障は無いようです。
1本目終了時点では”俺はもう駄目か?”とも思う事もありましたが…

俺はまだ走れる!

それが何より嬉しい本日でした。

あ!そうそうデーターロガーですが… ちょっと設定間違いやら何やらで望みのデーターは取れませんでしたがラップシグナル以外の作動は確認できました。(ラップシグナルは設定でオフになっていた…)
本当はもうちょっと余裕があれば原因調べて再設定したかったんですが今日はもう一杯一杯でした。
しかしこれは強力な武器になります、今日のように感覚が落ちてしまっている時程グラフで見るとハッキリと原因が解り対処材料も探せます。
幸いにも自分は安く入手出来ましたが、定価で買っても損は無いと思います。
タイムが出ていない感覚の鈍いドノービス程原因と対策にロガーの恩恵があると思います。
ただし解析には一苦労ですが(笑)