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RS のフロント周り分解とリアサスのスプリング交換をしました。

まずはフロント回りから作業開始です。


フロント回りは前回、秘密工作部屋に持ち込む関係でかなり曲がったハンドルバーだけは交換していたのですが、あれだけグンニャリ曲がったハンドルバーを見てかなり嫌な予感はしていました。

そして恐らく予感的中です。
それは…
以前から nao RS はフロントフォークのトップブリッジとステムへの通りが渋くて、RS なら本来はトップブリッジとステムの割り締め緩めればフォークはストンと落ちる筈なのですが、nao のはそれじゃ落ちなくてグリグリやってやると固い所が外れてからストンと落ちてました。
う~ん、ちょっと歪んでいる?とは思っていましたが…

今日フォークを抜こうとしたら固くて凄く抜き難い、TZ並み。
ちなみに TZ は設計上、固く作られているようでステムとフォークの割り締めはあらかじめ楔を打ち込んで広げてやらないと絶対抜けません。
逆言うとこんだけ固いと突き出し調整凄い楽なんですけどね。

一通りバラして清掃とグリスアップして組みつけようとしたら…トップブリッジが2本のフォークの間を通ってくれない!物凄く固い。
さすがにここまで固くは無かったはず…やはり
歪んでいるのは間違い無いようです。

さて問題は、一体トップとステムとどちらが歪んでいるんだろう??果たしてフォークは無事なのか?
もしやどちらかなんて生易しい話ではなく全部歪んでいる??
う~~~~ん困った。

新品の部品価格は 02RS パーツリストから

53230-NX4-000 ブリッジ,フォークトップ32.5    \16,800
53200-NX4-000 ステムCOMP.,ステアリングヘッド32.5 \2,6800
53214-KZ4-701 ダストシール,ステアリングヘッド       \   250
91015-KZ4-701  ベアリング,ヘッドパイプ     \  1550

う~ん、いっぺんに揃えようとするとやっぱり結構するなあ…
まずは安いほうのトップブリッジから交換かな?

フロントはここまでにしてとりあえず組み立て。


次はリアサスです。


富士では大して不満は出なかったんだけど、どうも筑波ではリアがちょっと良く無さそうな印象でした。

開け始めで踏ん張ってくれない気がして、イニシャルを掛けると固すぎて跳ねちゃって全然駄目。
圧も伸びもほぼ MAX くらいまで現状は掛けていて、サスの動きを体感出来ない感覚の鈍い自分なりに考えて、初期の動き出しは今くらいの固さでストロークの奥の方でもうちょっと固いと姿勢もリアが沈みすぎず良くなるのかな?

とは言え、自分は感覚が鈍いようでサスセッティング全くと言って良い程出来無いのでどこまで合っている読みか全く解りません。
慣れ親しんだ TZ系だと多少は解るんですが、RS は乗ってても何がどうなんだか良く理解出来ません。

で… まずは現状のチェック。
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nao RS は 96 です。
スプリングを見ると僅かに緑色?のペイントが残っています。
なのでこのスプリングは 96STD の 7.0KG/CM2 のようです。
で、手持ちのスプリングには前オーナーさんから頂いたスプリングがもう一個あって、それには薄っすらと青のペイントが。
受け取った時に前オーナーさんに聞いて見たけど、ソフトかハードか良く解りませんでした。
マニュアルによると青ペイントは 7.5KG/CM2 です。
と言う事は一段階ハードですね。
なのでこのスプリングと交換。

さて、セット長ですが…
これまでは 149mm で使用していました。
同じ車高扱いにしようとするとマニュアルによと、自由長-プリロードでセット長が求められ、自由長は製品交差があるので実測するようにとの事。
ふむふむ。
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7.0K のスプリング自由長は 155.6mm でした。
プリロードは 7.9mm のようです。
なので、155.6-7.9 で 147.7mm が参考セット長。
今まで 149mm で使っていた訳だから、149-147.7 で、その差 1.3mm
RS のイニシャルアジャスターは1回転 1.5mm なので、およそ0.8回転分です。

で、7.5K のスプリング自由長は 156.4mm でした。
プリロードは 7.4mm のようです。
なので、156.4-7.4 で 149.0mm が参考セット長。

今まで 7.0K を 149mm で使っていた訳だから、これまでと同じ車高状態にするには +1.3mm で 150.3mm が同一車高の計算になります。
ですが、今回はあえて 149mm で組んで見ました。
上記計算結果から、0.8回転イニシャルを抜けば同一車高計算になるのが解りましたし、まずはこれで乗って見てから考えます。
そもそも上の計算で合っているのか?イマイチ理解しきっていないので不安ではありますね。


そして本日最大の不幸です…


実は今日の作業ではアクシデントがあって、ステム抜こうとフロントをフレームで持ち上げようと、以前教えてもらった方法でフロントスタンドを首の所に挟んで上げてみました。
これまではステップスタンドを逆さにして首に掛けて上げていたのですが、大掛かりだし皆これでやってるからやって見るか!と思い立ち、、、そしたら…
どうも斜めにフロントスタンドを入れてしまったらリアスタンドのローラーのせいでバイクが後ろに走って行ってしまい、その結果…
作業台から落下してしまいました。
余計な所まで壊してしまってちょっと、いやかなりショックです(泣)
その後は動き出さないように本体をステップスタンドで支えてフロントを上げました。
やはりスタンドアップした時にローラーが接地したままのスタンドは良くないですね。
その点、現在のバトルファクトリー製のスタンドはモデルチェンジされていてスタンドアップ時にはローラーは地面から浮くようです。
これだと不意に動き出さないし坂道でもスタンド掛けられるからいいですね… スタンド買い替えか?

ヤマハのようにフレームスタンドが使えればいいのに… TZ用だったらフレームスタンド持ってるんだけど何とか流用出来ないかな??でも肝心の穴がフレームに開いていないんですよねえ。