HRC データーロガー対応の受信機を作る事に決めたワケですが、現用の受信機はそのまま残しておくので新規の受信機が必要です。


材料は先日買ったので揃ってはいるのですが、いかんせん設計が古いのでオリジナルは部品の選定も古く、いくつかは代替品で揃えてあります。

代替品の多くは送信機の部品なのですが、送信機側で問題のありそうなのは赤外線LED と power MOS FET あたりです、これらは昔作った時も代替品で選定したのが良くなくてハマッた事がありました。

ま、送信機はとりあえず必要としていないのでこれらは現用の送信機が壊れた時の修理用部品になるかと思いますが…

受信機でヤバイかな?と思うのが赤外線受光モジュールです…

昔作った時に使っていた秋月で販売していた CRVP1738 というらっぷ君オリジナルの赤外線受光モジュールはもう取り扱い終了で入手不能でした。

赤外線受光モジュールは昔作った時も代替品で選んだセンサーが良くなくて、良く晴れた日中では太陽光に負けて送信機の赤外線を受ける距離が足りないという状況に陥り、色々試した結果 CRVP1738 に落ち着いた経緯があります。
CRVP1738 はバイクに付けるにはフルモールドの形状も都合良くて、ほぼベストの部品だったのですがもう入手不能。

う~ん、無い物はしょうがない、今回は同じく秋月で売っていた赤外線リモコン受信モジュール PL-IRM0101(38kHz)シールド付 なる部品を代替品として選定。
正直、これが駄目だとこれより良さそうなのが見付かりませんでした。
昔失敗したモジュールは相変わらず千石電商で入手可能だったのですけど…
写真はもうコネクター付いていますが、大きい方が CRVP1738 で小さい方が代替品です。
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で、代替品でちゃんと動くかすごく不安だったし、自分の製作技術の衰えも心配だったし、時間はあったし… まだロガー出力の図面は未入手なのですけど、とりあえず図面が入手できたらすぐに完成できる所までは作っちゃえ!という事で組み立ててみました。
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実に8年ぶりでしょうか。
PICマイコン は昔焼きこんだ物でスペアとして持っていた物を利用。
およそ6時間程度で形になりましたので運命の電源投入試験… 
まずは赤外線受光モジュールと PICマイコンとフォトモスリレーは外しておいてユニットに電源を入れます。
もし燃えた時に被害が最小で済むようにです、もう凄いドキドキ!

12V バッテリーに繋いで見ると power LED が無事点灯。
とりあえず煙も上がらず焦げ臭くも無く部品の熱も問題無いようです。
よかった~とホッと一安心。

一度電源を外して、外していた部品全て組み上げて電源入れると… POWER LED 点灯しないじゃないですか…なぜ?(泣)

どこかでショートしている??なにせこの基板ですからショートしていても不思議はありません。
なんてヘタクソな半田付け…
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チェックした結果は、赤外線受光モジュールの配線を間違えて VCC(+5V) と GND を逆に繋いでいました… さんざん気をつけていたつもりでしたが基板は無罪で赤外線受光モジュールと基板を繋ぐケーブルの両端でコネクターにピンを入れるときに間違ったようです。

こう書くとすぐ見つけたみたいですが、実際はこれを見つけるまでに基板結構バラバラにして部品を細かくチェックしたりショートチェックしたりで 3,4時間は掛かってしまいました。
チェックも終盤、基板関係はまったく問題無いよなあ…と最後に何気なくケーブル見たら(この時はケーブル配線間違っていない自信たっぷりだったのです)あまりの衝撃に倒れてしまいそうでした。

で、バラバラにしちゃった基板をせっせと半田付けして再組み立て。
ケーブルのピン配置を正しく直して電源投入、もちろん問題無く POWER LED 点灯。

送信機を準備して受信機とチャンネル合わせてチェック!無事赤外線をキャッチして作動しました。
とりあえず仮完成です、図面入手次第ロガー仕様へコンバート。

あとは日中の到達距離ですが、これは良く晴れた日に旧受信機と比較してチェックします。
今日は作動確認取れた時にはもう夜だったので駄目でした…
代替品の赤外線受光モジュールがちゃんと動きますように…