先日折ってしまったマスタータンクシリンダーのステーですが、HRC から買うと高くつきそうだったので失敗にもめげず自作しました。

材料は 2mm程度の厚さの曲げやすい柔らかいアルミ板。
最初に 20系のジュラルミンで作ったら見事にボッキリ折れたので柔らかいアルミに材質変更で作りました。
我が家の在庫ではジュラしか無かったので東急ハンズ横浜店でアルミ板を購入。

一見簡単に見えるステーですが、実は斜めに曲げてある所にポイントがあって、斜めに曲げても直線的に位置するように実は平面図に置き換えると直線ではなくて斜めに曲がっているのです。
これに気付かず、適当な幅で直線板で切り出して曲げてみたら全然とんでもない方向にステーが向いていて使い物にならず… 無理矢理捻ったら折れました。

切り出す前に我が家にあったエーモンステーで機能面だけ満たせる物が作れるか実験。
う~ん、エーモンステーは柔らかいので機能上問題無い物は出来ましたが…柔らかいから簡単に曲がるし簡単に折れそうだなあ…しかもカッコ悪い。
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これを元にアルミ板を切り出して作ってみます。
ジュラと違い曲げ加工の許容も大きいので、無理な捻りにもある程度耐えてくれます。
やはり適当に計測した結果からはズレが大きくてかなり大胆な捻りを加えてなんとか実用出来る物が作れました。
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とは言え…これもちょっと…
という事で、折れたステーをエポキシ接着剤で接着して一度形にして、これを再計測。
図面を引き直して作り直して見ます。

完成!今度はバッチリです。

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今回作った2品と接着修理した純正部品。
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接着修理した物もガッチリ接着できているので、これそのまま使えそう…こんなに苦労する必要無かったか??

とりあえず完成品を付けて見るとこんな感じ。
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う~ん、随分斜めに向いているけど、一応修理品もこんな角度なんだよね…いいんだっけなあ?こんなんで。
ま、とりあえず車体に付けてから微妙な角度は無理矢理修正です(笑)