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RS のフォークオイルの交換をしました。


どうも筑波に行ってからフロントのゴツゴツ感が気になってはいるのですが、そういえばもう 1000km 越えたけどフォークオイル交換していないな…いい機会だからやるか!というのが事の発端です。

ついでに、漏れ出しているオイルシールも交換するか!というのも計画のひとつでした。

一応、ヤマハTZ で 125 も 250 も数種類経験があります。
なので似たような物だろ~とタカをくくっていたのですが…

全然構造も方法も違っていてかなり苦戦してしまった。

まずは部品を用意しなきゃというわけで、何は無くともフォークオイル。
最初は SHOWA の純正を用意しようと思ったのですけど筑波Ds に在庫無し… そして、125 と 250 で同じ #5指定ながらも若干粘度の違うタイプが指定されている事も判明。
250用の”奥で腰があるタイプ”というフォークオイルはありましたが… 出来るだけスタンダードを使いたい(迷いとハマリのネタになりそうなので)自分としては 250用のでは納得出来ず。

そしてフォークのシールもサイズは同じ?ながら新旧2種類あるのも判明。
98を境にして品番が変わっている?ようでした。

う~~ん、う~~~ん、解らない…
解らない事は豊富な知識を持つ先輩に相談しよう!というわけでいつもの知恵袋のさかいさんへ。

結果、フォークオイルはオーリンズの #5 をセレクション。
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シールは 98 を境にローフリクションタイプに変わっているとの事。
でも 98 から HRC品番… その辺で簡単に買えない部品だ…
というわけでシールは旧品番のホンダ純正部品シールを近所のバイクショップ OUT RUN で注文。
どうせ傷が入っていて漏れが激しいインナーチューブだし、旧品番でいいやとシールは旧型にしました。

作業開始。

車体からフォークを外しトップキャップを外す… へ~、特殊工具のスプリングコンプレッサーもロッドホルダーも要らないんだ、素晴らしい。
TZ はこの段階で特殊工具が2品必要です。
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次にシールを交換すべくアウターチューブとインナーチューブを分離しようとしたら… あれ?インナーチューブ抜けてこないぞ??

TZ はトップボルト外せばあとは引っ張るだけでインナーとアウターは分離出来ますが、RS は何やら引っ掛かる… さかいさんへ確認しマニュアルを良く見ると、インナーチューブの後端に抜け止のリング状の部品が付いていて、オイルシール、スタイドメタル一式丸ごとでないと分離できない構造じゃないですか!
しかも引き抜く際にスライドメタルに傷が付いてメタルも交換になるかもしれないとの事…

さすがにメタルは保有していません、しかも HRC品番の部品…
おまけにこの構造だと、オイルシールの打ち込みには特殊工具のフォークシールドライバーとスライドハンマーが必要ですが nao は保有していません。

ヤマハ TZ はインナーチューブが引っこ抜けるので、あらかじめアウターチューブにシールを適当なソケットコマを当て物にして打ち込んでおいて、その後インナーチューブを刺せばシールドライバーは不要だったのです。
どうも 95RS はこういった構造のようですが、nao のは 96 なので無理でした。

という事情でシール交換は中止。

おとなしくフォークオイルだけ交換しシールは次回へ持越しです。
シールドライバー&スライドハンマーはストレート横浜店で購入決定。

さて、抜いてみたオイルは綺麗な物でしたが、金属粉はそれなりに混ざっています。
交換による改善は見込めるでしょう。(多分気持ちの問題)
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で、オイルを入れて油面調整しようと思ったら、ここでも問題勃発。

手持ちの油面調整器はダンパーロッドに干渉してしまって使用不能です。

ヤマハ TZ の場合、分解するとダンパーロッドは完全にインナーチューブの中に落ちてしまうのですが、RS のフォークはダンパーロッド先端がインナーチューブよりはみ出しているので油面調整器がぶつかって入らないのです。
前々から使い難い調整器ではあったのですが、これで決心が付きました。
油面調整器は買い替えです。

やっと油面調整も終わり、フォーク組み付け。
ここでさらに疑問が。

フォーク割り閉めの 2.2K ってトルク強すぎじゃない??
今回自分はそう感じたので 2.0K で締めましたが、1.8 くらいでもいいような感じです。
う~~ん、どうなんだろう??

とりあえずこんなドタバタでなんとか交換しました。
予想外に苦戦してしまいました。

明日は筑波を走る予定なので、効果の程が楽しみです。