3/18 MCFAJレース当日


この日は、前日茂木でレースを済ませたさかいさん、こばぴーさん&ぽん太が手伝いに来てくれました。
一人でやると一杯一杯なので、大変助かります、有難うございました。
さかいさんは前日の茂木エリアで5位入賞!おめでとうございます。

さて、受付、車検は前日に済ませてあったので予選から日程が始まります。
ざっとセッティングを済ませたエンジンをさかいさんに確認してもらい、OK を頂きます。

今日は晴れているけど気温は前日同様相変わらず低い!

出走前の気象は 3.5℃,32%,947HP です。
キャブセットは MJH3.9,MJ185,67-34(4),PWJ48,SJ42,MODEカプラーはスタンダードです。
これで大体いい感じが出たと思います。

この寒さではさすがにタイヤウォーマーも熱負けしてしまいます。
さかいさんからタイヤウォーマーブランケットを借りて準備完了!
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だんだんと口の中が乾いて心臓がバクバクしてきます、正直怖い…


8:08 予選スタート


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予選ではいしかわ選手の後ろに着ける事が出来、周回を重ねます。
途中、物凄い勢いで mk@HB選手に抜かれますがとても付いて行けるペースではありませんでした。

予選は 80cc や 50cc 、クラシックパイク?も一緒に走らされたので中々完全なクリアラップは取れずオンボードの計測器を見ると 2'03台しか出ていません、残り時間を考えるとヤバイ!!
しかし最後までその状態を越える事が出来ず、そのまま予選終了。
エンジンや車体は絶好調、今日も直線は無敵です、キット車のいしかわ選手にも引けを取りません。

さて予選結果は…
予選7位、タイムは 2'03"179 でした。
PP のおかだ選手は 1'58"717 です、これは速い。

さて今回、FISCO でのレースを戦うにあたり nao は自分に 3つの課題を与えました。

1. ノービスでクラス優勝する事。

2. ベストタイムを更新し、FISCO のノービス125 のコースレコードを塗り変える事。

3. エキスパートクラスのライダーと戦い抜いて喰らい付いて行く事。

です。
予選終了段階では残念ながらどれも達成できていません。
しかし、あながち不可能な課題でも無い筈なのです。
特に 3. については、これまでほぼ全てのエキスパートは見えない所でレースをしている状況で、同じペースでは走れていませんでした。
さすがに総合トップ争いは難しいにしても、彼らのレースを意識出来る位置には居たい物です。

とは言え、予選終了時点では殆ど絶望のタイム差です、なんとか頑張らねば。


11:08(ちょっとタイスケずれ込みでいくらか遅れましたが) 決勝開始です。


さすがに予選より暖かくなってきたので MJ を 182 に絞ります。

MCFAJ はサイティングラップが無くて、決勝グリッドまでマシンを手押しで持って行きます。
今回は人員が居たのでタイヤウォーマーもバッチリです。
これで苦手なスタートさえ克服出来れば、そこそこの位置に行ける筈と自分に言い聞かせます。
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スタート3分前、押しがけ補助にさかいさんにだけ残ってもらい、嫁さんとこばぴーさんには引き上げてもらいます。
エンジン始動!この頃には心臓はもうバクバクです。

一周のウォームアップラップを終え、グリッドに再整列。
レッドフラッグが退去し、シグナルレッドが… 消灯!スタート!!
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またしてもクラッチミート失敗!どうもうまい具合に半クラが作れません、ストール、クラッチカット、を繰り返し加速した頃には後ろから何番目とかいう位置…なにかクラッチにトラブルを抱えているかもしれません。

とは言え、そこはいつもの直線番町。
ここからの加速力で1コーナー前にはほぼグリッドと同位置を取り戻します。
すると、1コーナー進入時にはあさば選手が… 大丈夫か!?このシチュエーションはどこかで見た事があるぞ…と思いましたが今回はあさば選手も無事1コーナー通過、いや~良かった(笑)

いつも1周目でトップグループは見えなくなってしまうのでそれこそ無我夢中で追いかけます。
nao の前にはいしかわ選手とやまもと選手、そしてさの選手が。
この3人はかなりの強敵ですが諦めずに食下がります。
さの選手はストレートでパワーに物を言わせてあっさりと抜かせていただきますが、これでは終わらなかった…当たり前ですが。

3周を終える頃にはいしかわ選手、やまもと選手がちょっと離れてしまい、それより先のトップはストレートでギリギリ点として把握出来る程度まで離れてしまいました。
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いつもこのままズルズルと後退してしまうのですが、今日は頑張りました、実際ギリギリでした。
4周目を終え5周目に入る頃には一度前車2台(いしかわ車、やまもと車)に接近します。
しかし無理もここまで、その後は細かいミスが連発し距離が開いてしまいました。
サインボードを見ても残り周回を考えるとちょっと辛い展開。
そうこうしているとさの選手が抜いて行きます、これはマズイ!

その後はさの選手とギリギリのテールトゥノーズ。
トップスピードに勝る nao RS はストレートで抜かれる事はありませんが、そのスリップにピッタリ潜り込んでいたさの選手が残り3周という1コーナーのブレーキングで抜いて行きます。
が、ヘアピンを抜けた先に現れた周回遅れの処理の際に、イン側に飛び込んださの選手、アウト側に被せた nao の判断で明暗が分かれ、ラインを塞がれたさの選手を抜いて再び nao が前に。
しかしその後 300R に現れた周回遅れの処理で今度は nao がラインを塞がれ再度さの選手が前に。

そのままの順位でいよいよファイナルラップ突入です。

さの選手はそれこそ第一級の MCFAJ EXPライダーです、さの選手を越える事が今回のテーマに直結している事は間違いありません、おのずと気合も入ります。
ファイナルラップに入るストレートで間合いを計ると、ちょっと開き過ぎている。
この距離ではさすがに追い付かないけど、ストレートエンドではかなり接近出来る筈。
そのままインフィールドでぴったり付けていけば、最後の直線勝負で勝てる筈だと直感的に感じます。

じわじわと接近して 300R を抜けた頃にはさの選手の直後に付けれました。
そして最終コーナー突入、さの選手も直後に居るのが解っているのか、前周回とは全然違う勢いで最終コーナーをクリアしていきます、しまった!予想より速いぞ!?さの選手かなり開けている!!
nao も負けずにギリギリの立ち上がりで、スロットルは全開、出来るだけ低く伏せます。

加速力でさの選手にどんどん接近し、最後の勝負で潜り込んだこの日初のスリップストリームは…効いた!!
スリップからタイミングを見て抜け出しゴールラインを探すと…近い!!どうだ!?行けるか?抜けるか!?


無事10周のレースが終わりました。
ゴールラインを越えピットガードを見ると手を上げてくれてるさかいさんが見えます。
結果は

総合6位、ノービスクラス優勝でベストタイムは 1'58"815 、 FISCO GP-N125 のニューレコード樹立です。



で、さの選手とのバトルはどうなったのかというと… 

どうやらギリギリで前に出れたようでした、さの選手に勝つ事が出来ました、これは本当に嬉しい!
公式レースタイムが
nao 20'05"162 に対して、さの選手 20'05"173です、本当にギリギリでした。
今日は直線が走っているな~とは思っていましたが、本日記録したトップスピードは新記録樹立です。
スリップは最後の直線でしか使っていないし、全力疾走はゴールラインまでだったので単独で記録したスピードです。
そのトップスピードは 221.3Km です。
初の 220Km 越えです、これで数字の上でもキット車同程度かな?

ちなみに自分のベストタイムは 1'58"33 で、去年の選手権の際に記録した物です。
残念ながらベストタイムの更新には及びませんでした。
この課題は次回に持ち越しです。
とは言え、今回は色々収穫も大きいレースでした、今後も頑張ります。

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