22日の事になりますが昨年、nao RS の前オーナーさんからの紹介で購入した3セット目のスペアホイールのベアリングを交換しました。
今年も去年と同じようにあまりにも酷いタイトスケジュールの富士でしたら活躍してくれるであろう第3のホイールです。
一応、ベアリングは安い物だし壊れると厄介なので(過去に 250 で筑波最終の中で吹き飛んだ経験あり)新品交換して管理し直す事にします。
購入したのはホンダ純正部品の 6202LU です。
購入したのはホンダ純正部品の 6202LU です。
このベアリングは一般市場で見つからないかな~?と調べていましたが、6202 がサイズで LU というのはどうも NTN の片面接触ゴムシールという形式のベアリングのようでした。
ベアリング屋さんで調べればいいんでしょうけど、 iタウンページで見てもイマイチ近くの小売店が見つからない… NTN の工場とか営業所は恐ろしいほど近くにあったりしたのですけど。
ベアリング屋さんで調べればいいんでしょうけど、 iタウンページで見てもイマイチ近くの小売店が見つからない… NTN の工場とか営業所は恐ろしいほど近くにあったりしたのですけど。
で、頼みの綱のネットショッピングですが、これが 6202LU だと全然ヒットしない。
6202LLU というのはあったので調べて見たら、これは両面接触ゴムシールでした。
って事は、コイツの片面シールを外せば同じか??って思ったんですけど
ので純正部品で購入しました。
6202LLU というのはあったので調べて見たら、これは両面接触ゴムシールでした。
って事は、コイツの片面シールを外せば同じか??って思ったんですけど
| nao の知識ではイマイチ解らない |
HRC品番のベアリングとかは気軽に購入できないので、やはり近所でベアリング屋さんを探す必要はありそうです。
近くはないけど、秋葉原に日産商会という小売するベアリング屋があるらしい事は掴みました。
秋葉原だとたまに行くので、最悪はそこでもいいのかな…でも家から2時間かかるんでもっと近いところで見つけたいですね。
近くはないけど、秋葉原に日産商会という小売するベアリング屋があるらしい事は掴みました。
秋葉原だとたまに行くので、最悪はそこでもいいのかな…でも家から2時間かかるんでもっと近いところで見つけたいですね。
あとは TZ のハブのベアリングも去年駄目にしていて、これがヤマハから買おうとするとハブassy でしか買えなくて7000円くらいした記憶があります。
これこそベアリング屋でベアリングだけ買って打ち換えないとですね。
実はハブについては一個その方法で交換してもらったのがあるのですが、それが駄目になってしまいました。
それは中古ベアリングだったので駄目と言えば駄目だったのですけど、少なくともベアリングとプレスさえあれば打ち換えは出来るという経験になりました。
これこそベアリング屋でベアリングだけ買って打ち換えないとですね。
実はハブについては一個その方法で交換してもらったのがあるのですが、それが駄目になってしまいました。
それは中古ベアリングだったので駄目と言えば駄目だったのですけど、少なくともベアリングとプレスさえあれば打ち換えは出来るという経験になりました。
さて、今回ベアリングについて色々勉強した中で掴んだ情報です。




さて、直径系列とはなんぞや?と思い調べて見たら、どうも内径寸法と直径系列の関係で実際のベアリング外径の大きさ、すなわち実直径が求められるようです。
ちょっと解り難いので表を作って見ました。

ちょっと解り難いので表を作って見ました。

これからすると、ドライ専用なら 6202LB とかでも良いのかもしれませんね。
また、ラジアル隙間に関しては熱膨張を考えると高回転で回る物や、エンジンのような熱を持つ場所は C3 規格とかでいいかもしれません。
ちなみに上記は NTN に限った事のようで、シール形式の符号については各社でマチマチのようです。
また、ラジアル隙間に関しては熱膨張を考えると高回転で回る物や、エンジンのような熱を持つ場所は C3 規格とかでいいかもしれません。
ちなみに上記は NTN に限った事のようで、シール形式の符号については各社でマチマチのようです。
| NSK だと |
| ① 開放形 = 符号無し |
| ② シールド形(ステンレス鋼版) = ZZ |
| ③ 非接触ゴムシール形(鋼板製心金合成ゴム) = VV |
| ④ 接触ゴムシール形(ゴムシール) = DD・DDU |
| ⑤ 輪溝付 = N |
| ⑥ 輪溝・止め輪付 = NR |
といった事になるようです。
NSK で選べば 6202DU という事のようになるようです。
例によって電熱器で温めて、凍ったベアリングを入れるのですが… リアホイールのベアリングのハブへの突き当ての方がいきなり全然固くて外れません。
CRC を吹き付けてベアリングプーラー&スライドハンマーで手が痛くなるほど叩いても全然抜けません。
スライドハンマーをしつこくかけていたらちょっとずつ抜けてきましたが…固すぎです。
スライドハンマーをしつこくかけていたらちょっとずつ抜けてきましたが…固すぎです。
反対側はスライドハンマーを諦めて橋渡し式のプーラーで引き抜きましたがこちらも結構固かった。
で…ベアリングの嵌め込みなのですが、抜くのも固かったので当然入れるのも固い!プレスでもあれば均等に圧力かけて入れられるのですが、そんな物当然ありませんので例によって適当なソケットコマ(1インチのコマがジャスト!)を当て物にウレタンハンマーでコツコツと… 全然入らん。
金属ハンマーの 1/2ポンドで… まったく入らん。
斜めには入っていないようです、単に固いだけ?
で…ベアリングの嵌め込みなのですが、抜くのも固かったので当然入れるのも固い!プレスでもあれば均等に圧力かけて入れられるのですが、そんな物当然ありませんので例によって適当なソケットコマ(1インチのコマがジャスト!)を当て物にウレタンハンマーでコツコツと… 全然入らん。
金属ハンマーの 1/2ポンドで… まったく入らん。
斜めには入っていないようです、単に固いだけ?
いい加減熱もベアリングに移って来て熱くなり始めそうだったので…
ちょっと入りましたが…
仕方ないので浮き上がった反対側を軽く叩いて位置合せして打ち直しました。
それ以後は割と緩く入りましたので、どうも入り口付近にキツイ部分があり阻害していたようです。
打ち込んだ後チェックしたら、斜めに入れた部分が
仕方ないですね、多分実用に影響しないだろうしそのまま使います。
駄目ならロックタイトでベアリング固定ですね。
| 思い切って 1ポンドハンマーでヒット! |
| 斜めに入ってます(泣) |
仕方ないので浮き上がった反対側を軽く叩いて位置合せして打ち直しました。
それ以後は割と緩く入りましたので、どうも入り口付近にキツイ部分があり阻害していたようです。
打ち込んだ後チェックしたら、斜めに入れた部分が
| ちょっと削れてしまっていました。 |
駄目ならロックタイトでベアリング固定ですね。
対するフロントは何の問題も無く抜き差し成功。
これでトータル3セット RS のホイールベアリングを交換しましたが、どうもホイールの個体差は相当なようです。
これでトータル3セット RS のホイールベアリングを交換しましたが、どうもホイールの個体差は相当なようです。
抜いたベアリングをチェックすると… なにやら赤いグリスが塗ってあります。

どんなグリスなのでしょう?多分高性能なグリスに換えていたのでしょうね。
色だけで検索するとアイファクトリーから販売しているハイマルチグリスあたりが非常に近いのですが。

どんなグリスなのでしょう?多分高性能なグリスに換えていたのでしょうね。
色だけで検索するとアイファクトリーから販売しているハイマルチグリスあたりが非常に近いのですが。
このベアリングも洗浄して観察する分にはそんなに痛んでおらず使える物もありそうです。
ただ、スプロケ側のベアリングはこれまでの経験からも砂利を噛んでいる事が多いので、ここだけは両面シールのベアリングの方がいいような気がしています。
ただ、スプロケ側のベアリングはこれまでの経験からも砂利を噛んでいる事が多いので、ここだけは両面シールのベアリングの方がいいような気がしています。
ベアリング交換ですが今回のリアのキツさは郡を抜いていました。
対する TZ など、振ったら落ちてきた程に緩いホイールもありました…(これはロックタイトで固定して現在もレイン用として活躍中)
対する TZ など、振ったら落ちてきた程に緩いホイールもありました…(これはロックタイトで固定して現在もレイン用として活躍中)
RS は一通り交換したのでもう当分ホイールベアリングの交換も不要でしょう。
あとは TZ のテクノマグネシオのベアリングですね、これはさすがに純正では無いのでベアリング屋でベアリング買わないといけませんね。
あとは TZ のテクノマグネシオのベアリングですね、これはさすがに純正では無いのでベアリング屋でベアリング買わないといけませんね。
