前回塗装乾燥中に倒れて割れたラム圧カウルの再塗装。

割れだけ FRP で接合して、地面を転がって出来た傷をざっと修正して本日下塗り最終工程のはずだったのですが…
いざ塗って見ると、前回油弾きした部分のうち一箇所がまた弾く。
もちろんカウルは洗いなおしていて、塗装前にプレソルベントで仕上げているにも関わらず。
どうも過去の経験でもそうなのですが、いくら脱脂剤で拭いても、下地をペーパーで削ってもどうしても油弾きが消せない部分があります。
今回もその手のようで、もう諦めてシンナーでさっと拭いてペーパー当てなおし、さらにシンナーで拭きとって再度プラサフ塗り…また駄目!もう一度…まだ駄目!数回行ったところでようやく弾きを取れましたが、当然表面は凄い事になっています、もういいです、この現象過去にもさんざんな目にあっていて、どうしても取れない部分って確かに存在するのですが、一体この部分には何が起きていてこんな事になるのでしょうか??
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こんな状態ですがこれを表面修正すると、多分また弾きだすのでもうやめようかな… 他の自家塗装の皆さんはこんな事にならないのでしょうか??

とりあえずは他の部分には弾きは出なかったので、プラサフを塗りなおして本日の塗装は終了。
修正したいのはやまやまですが、また弾き出すと永遠の迷路になりそうなのでもう諦めてさっさと上塗りしようかと思います。
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次は TZ の組み立て。


部屋の中の TZ のフロント部分でカウル乾燥させているので、まかり間違って触ると悲劇なので今日はリア回りの組み立てにします。

まずは前回不具合が見つかったリアサス下側のリンク部分。
注文していたダストシールを手に入れたので、シールとカラーを打ち込み実施。
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打ち込み後のチェックでは思ったとおり稼動範囲が制限され、リンクと干渉する事はなさそうです。
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サスが終わったらスイングアームピボットのシム調整。
ノギスで各部寸法を計測してクリアランスに対応するシムを計算します。
ちなみに、この TZ についてはこれまでクリアランス調整した事はありません、以前のオーナーさんがやっているか、メーカーから出されたそのままでしょうか?ベアリング交換しなければ分解してグリスアップくらいではクリアランス変わらないだろうと思って今までやっていませんでしたが… 計測して計算した結果、シムを1枚追加したほうがいいのが判明したのでシム追加しました。
あとは各リンクのグリスアップをやりなおしてリア組み立て… リア回り完成!

ついでにフロントのステム周りもカウルにぶつからないように慎重に組み立て実施。
フォークの取り付けまで終わらせました。
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残りはエンジンの組み立てとフロントの仕上げ、電装です。もうすぐ完了ですね。
とりあえずはラム圧カウル完成させてラム仕様で組み立てておこうかと思います。