今日は夜勤前の僅かな時間を利用してステムベアリグ打ち込み作業。


事前にステム本体とフレームへ打ち込むベアリングアウターを冷凍庫で冷やしておきます。
食料品と一緒にバイク部品置くな!という嫁をねじ伏せて冷凍庫にしまうのが今回一番苦労したかもしれません(笑)

で、まずはフレームへのベアリングアウターの打ち込み。
ヒートガンで適度にフレームの打ち込み部を暖めてから CRC-556 を吹き付けて、冷凍庫からベアリングアウターを持ってきます。
ここからは時間との勝負。
位置を大体合わせたらフレームの穴にアウターを合わせて押し込み、残りは当て物を噛ませてハンマーで叩き込みます。
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今回当て物に選んだのは KTC の 36mm のソケット。
アウターの外径とソケットの外径はビックリするくらい同じでした。
熱が伝わって打ち込みが固くなる前に圧入していきます、底付きすると打ち込みの音が変わるのでそこで完了と判断しました。
下側は打ち込みの体勢がちょっと辛いのと、バイクが軽いので打ち込みで浮き上がってしまいちょっとやりずらかったのですけど無事終了!
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ですが…まあ最初から覚悟してはいましたがソケットは打ち込んだ部分のメッキが剥がれてボロボロになってしまいました。
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この 36mm はかつて SP250 で 94NSR に乗っていた際にリアホイールのナットに必要で買ったのですがそれ以外使う事は無かったので、問題無いでしょう。
メッキのエッジが指に刺さると危険なので、剥がせるだけ剥がしてあとはざっとヤスリで修正しました。
今後も打ち込み用として活躍してくれるでしょう。

あとはステムシャフトへのベアリング打ち込み。
これには前回抜き取った旧ベアリングのインナーレースと我が家に転がっていた外径30mm程の鉄パイプが大活躍。
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この鉄パイプは TZ250 の時にフロントスプロケの交換の際にリアホイールの回り止めにスイングアームとスポークの間に渡して使っていた物です。入手ルートは富士のゴミ箱に友人が捨てる所を救出しました(笑)今回は過去の遺産が大活躍です。

まずは適度にベアリングを暖め(ゴムのシールがあるのであまりアチアチには出来ない)冷凍したステムに合わせたら上から当て物に使う旧インナーレースを乗せ、さらにその上から鉄パイプを通してハンマーで叩き込みます。
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これまた”専用工具か?”ってくらいサイズがピッタリで順調に打ち込み完了。

とりあえず今日はここまでにしました。
あとはベアリングにグリスアップしたらフロントは組み立てに入ります。
一応、次はリア回りに移ろうかと思いますが走行時間から考えても必要は無いかと思っています。
その前にカウル修理かな… でもボロいしヘタクソだしやる気出ないんですよねえ…