昨日、TZ の部品ではお世話になっている youshop港北ニュータウン(店長は元国際A級全日本ライダー)でステムのベアリングを注文してきました。
部品は遅くても水曜までには入荷するだろうとの事でした。

ステムのベアリング抜きについて聞いてみると、やはりタガネで引っ叩けば抜けるとの事。
RS で大失敗しているのですが、再チャレンジする事に決定!失敗したら RS の時と同じく、またグラインダー作戦とします。
イメージ 1
これが作業前のステム、無事にベアリングが抜けるかどうか不安で一杯です。

なにはともあれ、道具が大事であるのは何の作業も共通のお約束、まして自分のように作業がヘタクソならなおさらです。
前回は貫通ドライバーのマイナスでやって大失敗したので、今回はタガネをちゃんと用意して来ました。
どのくらいのサイズがベストか解らなかったのでとりあえず大きなもの、小さなもの、中くらいの物と3つ用意。

用意が整ったらチャレンジです。
まずは固定が大事なので、ヤンキーバイスでシャフトを咥えて、ステムシャフト先端に木材を当て物にして壁に対して押し付けます。
イメージ 2

ステム後方の僅かなとっかかりからアタック開始!まずは大きなタガネでアタックしてみますが… ベアリングが壊れステム下部が削れるだけで一向に抜ける気配はありません。
イメージ 3

作業している場所は芝生の上にダンボール敷いて、壁を利用して叩いていたのですが、下が芝生だと力が逃げてよろしくないようだったので一式持って下がコンクリートの場所へ移動。
さらに巨大なタガネだと肝心のベアリングのインナーレースに辿り着く前にステム本体に当たり削ってしまっているようだったので、ワンサイズ小さいタガネに変更して再度チャレンジ。
まずは作業の邪魔になるので、壊しかけているベアリングのローラー部分と、アウター部分を破壊して分離してしまいます。
インナーレースだけにしたら力の方向を考えながらハンマーでタガネを引っ叩いて行きます、時々自分の手も叩きながら…痛い。

出来るだけ色んな方向からちょっとづつ叩いていたのですが、レースが欠けたりするだけで抜ける気配が無くどうもラチがあかないので、思い切ってタガネが一番引っかかる正面部分から重いハンマーで力一杯打っ叩いて見たら… 

おお!ちょっと浮いたではないですか!!

イメージ 4

ここまで抜けると他の部分にもタガネが食いやすくなるので、色んな方向から力一杯打っ叩きます。
大きなタガネが噛めるくらいになったら、より大きな力が均一にかかるであろう期待を持ってタガネを大きな物にして叩き続けます。
どんどん抜ける!抜ける抜ける…
イメージ 5

ついに全部抜けました!!

イメージ 6
イメージ 7

ステム下部のアルミ部分と、途中でタガネが外れて叩いてしまったおかげでステムシャフトにタガネ傷が出来ましたが、いずれも機能上問題無いのでokです。
ステム下部がめくれた部分は新しいベアリングと干渉しそうだったのでヤスリで修正して完了です。
イメージ 8
写真は修整前。


前回 RS のリベンジ成功です。

やはり道具が物を言うようです。
固定する為のバイスと、本物のタガネは必須ですね。
あとはベアリングを入手したら打ち込みです。
ベアリングが打ち込みやすいようにステムを冷凍しておかないと。