今日は筑波選手権が開催されています。
怪我した後、mcfaj開幕が間に合わない事が決定的になった後、この筑波選手権を復帰のターゲットにしていたのですが、残念ながら小指が伸びないという症状が残り再手術となり間に合いませんでした。
どうだったんだろう、、、レース内容が気になりますね。

次の復帰目標は6月の mcfaj筑波に定めています。
一応、14日に待望の RS との対面なので、おそらくはそのまま RS を引き取ってきます。
すぐにでも走れる状態とは聞いていますので、ざっと整備してとりあえず試走する予定です。
今のところ6月に TZ,RS のどちらを使うのかは決めていません。
TZ もクランク新品にしてまだ1Kmも走ってないし…

率直な感想から言うと、世間が言うほど my TZ については筑波での不利を感じていません。
去年の mcfaj 予選、決勝で終始二人のRSライダーと絡んで走っていたのですが、(決勝の時はエキスパート#12の方、予選時はノービスクラスで1位を取った方とピッタリ張り付いてました)

*去年の mcfaj筑波の決勝での写真。

この後 #12 には負けてしまいました。

この場所は何処だろう?
1コーナーかな??












やはりマシンの違いはあるようで、同じようなタイムにも関わらず速い所、遅い所の差が明確だったのが強く印象に残っています。
第二ヘアピンの脱出から最終までは、脱出加速には RS に分があるようでしたが、ストレートの伸びは大差無く、最終へのアプローチでは TZ のほうがラインの自由度が広くかつ、コーナリングのスピードはこちらのほうが高く旋回出来ていました。(あくまでも絡んだ RS と比較してです)
S字からヘアピンまでも、どうも TZ のほうが楽に走れるのか?という感じを受けました。
ただ、第一ヘアピンからの加速はやはり RS のほうが速いようでシケインからの加速でも差が生まれて第二ヘアピン進入までで取り返す…というような感じでした。
こんな状態で、決定打が無く抜くのは至難の業だった覚えがあります。
第一ヘアピンの突っ込みと1コーナーでしか抜けなかったなあ…

TZ に感じる難しさは
1. 他にライダーがいないので(去年の筑波 mcfaj では nao ただ一人、その他の大会でも居るのはスクエアエン
 ジンの新型)セッティングやトラブル解決を全部一人で考えないといけない。
2. クランクが新品だと RS にも着いていける速さを発揮するが、持って 500km。
3. セッティングが難しく RS に比べてキャブセットの当たりがピンポイント。
 外すとまったく走らない上にピストンの突き出し量や点火時期も噛んできて、マニュアルの参考セットがまったく
 信用出来ないので独自のセットデータが必要。
4. 古い年式はスペアパーツの供給が…特に my TZ はショートストロークの旧型エンジンなので。
5. 富士に持っていくと問題外のパワー不足、ロングなギア比と高い標高が苦手なようです…(RS よりギアが1速
 足りないような感じ)

有利な点は今後 RS に乗って見つけて行くと思います。
TZは思ったよりも 250 に近い乗り味なので 250 出身の nao でも 6年振りのサーキット走行開始から僅か3ヶ月(スポーツ走行6回)でレース出来るレベルに乗れるようになったと思っています。
殆ど転びませんでしたし、転ぶ気がしない、ライダーが安心して思いっきり攻められるのが TZ の強みでしょうか?この辺はまだ RS に乗っていないのでなんとも言えないですね。

ただ、世間では多くの方が RS に乗り換えているのですが、その方達から聞く TZ の良い点はオイルシールの耐久性だとか、シリンダーの取り外しにT型レンチが使える整備性の良さだとか(やる項目とシビアさは別として)パーツが普通にヤマハ販売店ならどこでも買えるとか、速く走るのにまったく関係しないそんな事しか聞かないのが気になりますが… 所属チーム含めて回りの殆どの方が RS に乗ったら TZ 乗るの嫌になるぞ とか言われていますし…
この辺は後にこのブログでも RS,TZ の率直な感想を報告したいと思います。
nao はホンダのレーサー初めてなのでちょっと不安ですね。