





今回はアンダーカウル。
新型の方のカウルのアンダーは1枚、そのままでは使えなくてほったらかしでした。
捨てちゃうつもりだったのだけど、我が家にはガラスクロスとガラスマットが大量にあるし、樹脂もまだ残っていたので練習がてら修理チャレンジしてみました。
とは言え、今回のはこれまでに無く難易度が高い、、、
理由はこのカウル、以前はラム圧キット装着車に使われていたようで(白くペイントされているが、その下地にあるのは間違い無くSP忠雄カラー)ラム圧ダクトの部分がごっそり切り取られている。
その面積が半端では無い。
多少の欠損なら埋める自信はあったが、こうまでなると、、、
とはいえ、どうせこのカウルは貰い物だったので、失敗を恐れずチャレンジです。
余談ですが、意外と”昔TZに乗っていた”と言う方が居て、結構たくさんのパーツを頂きました。
まあ、その後は殆どの場合”このバイク全然走らないんだよな!ダマされたよ、RS乗り換えて正解!”みたいな事になるんですよねえ、、、
さて、なにはともあれどう修理すれば良いか勉強してみました。
雑誌タッチパイク12月号にFRP修理の記事が出ていたのでそれを教材に。
なんでこの雑誌がうちにあるかと言うと、この月の表紙のVTR1000Fは nao の友人のカオスデザイン代表仲田氏の作品なのです。
これだけの理由で買った雑誌が約に立つ日が来るとは、、、、
どうやら、ここまでの欠損だとまずは粘土などで欠損部分の雄型を作り、それを型取りして雌型を作る。
その雌型を使って欠損部分のFRPを作るという工程が正解のようです。
しかし、、、今回のコンセプトは”極力金をかけず保有している資材だけで修正”なので粘土も型取り用の石膏や離形剤も買いたくありません。
なので家を家捜ししてみると、ポリプロピレン(柔らかいプラスチック)の板と段ポール、これが使えそう、、、ということでアンダーカウルに直線部分はポリプロピレンの板を、曲線部分にはマスキングテープを貼った段ポールを適当に曲げて貼り付けて雌型としました。
いざガラスクロス、マットを乗せて樹脂を塗りましたが、全然乾かない!!なぜ?混合比はミスってないはずだけど??ちょっとパニックです。
しょうがないのでほったらかしにして色々調べてみると、樹脂は5℃以下では固まらないとか、、、
家の中で乾かすと嫁が”臭い!”と怒り出すのでしょうがないので外で3日程ほったらかしていました。
ここまでは以前の話。
さすがにもう乾いただろうと雌型を取ってみました。
まだ内側が乾いていない、しかしこれは太陽に当てて保温していたら乾燥しました。
結果からいうと、やはり雌型がいい加減だったので全然ラインが出ませんでした。
ちょっと修正も厳しそうです、、、良い勉強にはなりました。
ちゃんと直そうと思うと、今使っているアンダーカウルを元にして型取りして雌型を作らなきゃ駄目ですね。
これの今後はまたの機会に考えます。