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昨日の日曜日、筑波本コースで開催されたリンクス主催、モトピク6時間耐久にカオスデザインファクトリーの第四ライダーとして参戦してきました。
nao が乗ったのはカオスの1号車で、2台体制のうちの速いほうのチームです。
当初の話では、初心者ライダー等を集めた2号車での参戦と聞いていたのですが、1号車に乗る事になりました。

ちなみに2号車は勝手知ったる、nao が以前貸与されていた NSR50 そのものです。

1号車のほうはカオスのワークスマシンで、今回 nao は乗るのは始めてだったのですが、朝の練習走行で3LAPしただけで、2号車とは全然別物であるのを痛感しました。
スムーズで安心感が高く、えらい速い!!
ストレートで同じクラスのマシンをあっさり抜けます、多分spクラスのトップクラスのパワーではないでしょうか?そして2号車と違い足もしっかりしていて、やる気にさせるマシンです。
すごいマシンですこれ。とても2号車と同じ NSR50 とは思えません(その後の整備とモディファイで2号車も随分マシになったとは聞きましたが、、、)
その1号車なのですが、カオスのスペシャルな顔ぶれが集まり、好成績を予感させるメンバー。
唯一の例外はこの1号車に初めて乗る肋骨の折れている nao でしょう、、、はう!強烈なプレッシャー!
しかも1号車にはタイヤウォーマーにクイックチャージャーと本当にワークスのような装備です。

朝に50分間の練習走行時間があり、nao にも 3LAPの練習枠がありました。
どのくらいのタイムでどのあたりを走れるのか検討も付きません、朝の練習はとにかく全力で3LAPこなす事にします。
コースインして気づいたのは、とにかく総エントリー台数130台!からなるあまりの混み様です。
この中にはものすごいレベル差があって、ものすごく速いのから遅いのまでさまざまです。
nao も接触に気をつけながら慎重にコースを攻めます。
さて、コースインしてもうひとつ気づいたのは、”やっぱ肋骨痛いじゃん!”ってな事です。
まあ骨折してるんだから当たり前ですが、、、そんなことは言ってられません。
朝の3LAPはあっというまに終わり、nao のベストラップは1分24秒台です。
では他の3人は?と言うと、、、22秒は出ている、、一番速い若者は20秒切っているとか、、マズイ、同じマシンなので言い訳は出来ません。
スタートまでの僅かな時間の間にどうやればタイムが詰まるのか真剣に考えます。
と、同時に肋骨の痛みを何とかする為に痛み止めを通常の3倍投与。
とにかく、1号車に乗る以上肋骨が痛いから、、、など妥協は出来ません、全力を尽くします。

そしてこれまたあっという間にスタート時刻。
第一ライダーはカオスの有望な16歳の若手ライダー松田選手。
この子がまた速い!今回カオス1号車はピットインの回数をなるべく減らしてロスを減らす作戦なので一人1時間半交代の作戦です。
順調に18~19秒台で走行してあっという間に1時間15分。
ここでライダー交代。
この段階では今何位にいるのか予想も付きません。

若者の走行が終了した後は第二ライダーの元AMAライダーの繁野選手です。
繁野氏も順調に走行。
同時に2時間の途中経過が発表されたのでチームスタッフに順位の確認に行ってもらいます。
そして3時間経過時点でアクシデント発生です!
第二ライダーの繁野選手が第二ヘアピンで転倒!!
急遽ピットインで修復に入ります。
破損箇所は右のステップ周り、ライダー交代も同時に行うので第3ライダーの仲田選手はスタンバイに、nao が修復に入ります。
およそ10~20分程でしょうか?どのくらいの時間を要したか見当もつきませんが、無事修復して第3ライダー仲田選手がコースインです。
そして2時間経過時点の順位を見てみると、、、なんとspクラスで3位です!

第3ライダーの仲田選手も高いペースで周回をこなし1時間ちょい。
ピットスタッフより、ちょっと早めだけど疲れが見えてきたのでライダー交代させたいが行けるか?との事。
もちろん返事は決まっています。

”はい!行きます。ピットインのサイン出して下さい!”

いよいよ第4ライダーとして nao の出番です。
朝の練習の時点の24秒台では足を引っ張ってしまうだけです。
タイムが駄目だった時、肋骨があまりにも痛い時には引っ込むのでサインは遠慮無く出して下さいとチームスタッフには告げておきます。
同時に第一ライダーにも、いつ入るか解らないのでスタンバイして待っていてくれとお願い。
そこまで下準備したらあとは余計なことは考えず集中して走ります。
ラップタイマーは一切見ずに全力で出来るところまでやる、肋骨はあいかわらず痛むけどそんなのは気にせずアタックです。
転倒があったとは言え、途中までクラス3位、なんとか入賞までこぎつけたいと必死でアタックします。
徐々にペースをつかみ、バトルも制する事が出来るようになってきました。
トップスピードにアドバンテージがあるので1コーナーや2ヘアの飛び込みで順次交わして行きます。
日頃のTZでは考えられない戦術ですね、やはりストレートが速いと余裕が生まれます。
順調にペースを上げ、肋骨の痛みも気にならなくなりまだまだ行けるぜ!と思っていたら無情にもピットインのサインが、、、仕方ありません、チームで戦っているのですからペースが遅いのであれば引っ込むしかありません。

ライダーは再び第一ライダーへ。
nao は23秒くらいには入ったのかなあ??と不安一杯でラップノートに目をやると同時にラップノート担当のうちの嫁さんが

”19秒出てたよ”

ああ!良かった、面目は保った、これでなんとか迷惑かけずに済んだ~

あれ?でもピットインのサイン早めだったよねえ?なんで?と聞いたら”肋骨が痛そうだから早めに入れた”んだそうです、なんだ、、、無視して時間一杯走るべきだったかなあ。

発表された4時間終了時点での結果はクラス19位です。
入賞10位はどうでしょうか?望みが無い位置ではありません。

第一ライダーに1時間走ってもらい、残りの40数分を第二ライダーの繁野選手に交代します。
しかし、転倒の影響からか繁野選手のタイムが伸び悩みます。
残り30数分の時点でピットインでのロスタイムとラップタイムの差を考えた結果、転倒の影響が残る繁野選手から、本日一番時計をたたき出している第一ライダー松田選手へライダー交代です。
松田選手は怒涛の追い上げで本日のチームベストラップ1分17秒台を叩き出します!!

そして無事6時間のチェッカー!
終わりました、結果はともかくやり遂げた達成感は耐久ならではです。
その後の正式結果を確認するとクラス13位、惜しくも入賞には手が届きませんでしたが、可能性を感じさせる結果と怪我無く終えて皆で気持ちよくサーキットを後にする事が出来ました、、、と言いたい所ですがそうも行かない事態が肋骨に!!

走行終了後 nao は右手が上がりません、肋骨がものすごく痛いです。
赤く腫れ触るだけで激痛が走ります。
やはり骨折したてでバイクに乗ってはイカンようです。
帰りにはそれはもう、泣きそうになりながらハイエース運転してきました、間違いなく悪化しています。
今日も朝起きたらあまりの激痛に起き上がれないし呼吸するだけでも痛い。
とりあえず病院に行って痛み止めの座薬は貰ってきました、、、今もすごく痛いです、、、

リザルト等はミニバイクレースのリンクスのhpを見てみて下さい。
http://piston-kun.com/top/frame/fr5.htm

カオスデザインについてこちらを、、、
http://www2.odn.ne.jp/~cfi39770/

余談ですが、2号車のほうはクイックチャージャーが無かったので、”ピットインごとに燃料タンクを交換する”という作戦を2号車メンバーのほうで考案して実行したのですが、ど~見てもジョッキで4リットル燃料給油のほうが早かったような、、、
でも2号車もトラブルがあったにも関わらずにめげず頑張って完走出来たので何よりでした。