



結局、例のハジキについてはしつこく洗った後に溶剤とアルコールで洗浄して、2液ウレタンのサフェーサーを厚吹きして埋めてペーパーで研いでみました。
やはりハジキは起こっているようで、ペーパーをかけると内側からブツブツの気泡が沸いてきます。
もうあきらめて、下地に銀色を塗り赤を塗りました。
銀を厚塗りしたおかげで、ブツブツ穴は殆ど埋まって隠れました。
しかし、、、今回初めて銀を使ったのですが、銀って塗るの難しいです、nao にはちょっと難易度が高すぎました。
使った銀はアストラルメタリックという銀で、厳密には普通の銀ではないのですが、これのメタリック成分の混ぜ込みが大変な上、ソリッドに比べて塗料の希釈率が高いので吹き付けるとあっというまに流れてしまう上に薄いので色がなかなかつきません。
nao もかなりタレをつくってしまい、乾燥後ペーパーがけをするハメになりました、、、
おまけに、メタリックは塗った直後と乾燥後で色が違う、厳密には塗っている最中には所々黒っぽいシミが出来るのですが(これは缶に塗料がある段階からシミ?があり混ぜても消えません)乾燥するとこれが消えるのです。
しかし全部が全部消えるわけでもなく、どうやら厚塗りした所は残るようで、これが色斑になってしまいました、、、もっと薄く均一に塗り重ねないといけなかったようです。
ともあれ、銀は下塗りなのでちょうどいい練習代わりになりました。
本番で銀を使う時にはかなり気をつけないといけません。
なぜ銀を下塗りに使ったか?というと、どうやら色の発色の基準は下地が銀であることが前提らしいと言う話を聞いた為です。
赤などは下地が透けてしまうので、下地の色で発色が随分違うのですが、この発色の基準は下地が銀である事を前提に塗料メーカーが決めているなんて話をきいたので、銀を塗った次第です。
確かに、前回塗ったアッパーカウルも下地がグレーの物と白の物とで太陽の下だと発色が違います。
日陰では大差ないのですが。
そして仕上げの赤塗り。
今回はかなりうまく行っていたのですが、トドメの一撃でちょっとタレを作ってしまいました。
本当は必要なかったのですが、塗料がえらい余ってしまったので”ええい!使い切ってしまえ!”と色気出したら、、、まあ仕方ないです。
それにしてはやけに簡単にタレたよなあ、、、と思ってふとシンナーの缶を見たら、、、
実は前回まで使っていたシンナーはゼッケンを塗るのに使い切っていて、ストックしていたもう1缶を今回開けたのですが、なんとこの缶には”夏用”なる文字が!
使い切った空き缶を見たら”標準型”なる文字が!
オカジマに問い合わせたら、気温の違う季節に応じて標準、夏、冬があり今の季節は冬を使うらしいです。
おかげで夏用だと乾燥が遅くて、いつもの感覚で塗っていたらタレてしまったというのが事実みたいです。
勉強になりました。
今回たくさん塗ったおかげで随分うまくなりました。
最初に塗った物と最後に塗った物、同じ人間が塗ったとは思えない出来です。