ミラー! (584)短期居候
石川から帰ってきた僕。単身赴任とはいえ、今日から1週間同居人がいる。それは僕の義理の弟であり、元部下の富田君。奥さんである妹の陽菜は、双子ちゃんを連れて里帰り中。法事で顔を合わせた双子ちゃん。ほんと僕や春斗と同じミラーツイン女の子。性格は同じなんだけど、見た目がミラーなんだよね。そこんとこは僕らと違う。僕らは性格も見た目も違う。忘れてたけど、実は僕の中身は人と違う。心臓の位置が珍しく逆なのだ。あと、もともと僕は左利き。ま、それは小さいときにしつけられて、今は右手で何でもこなしているけどね。でも、やはり左で何かするのは得意だから楽でいい。
どうして富田君が居候しているか…ということなんだけど、まあ言う僕の結婚式2次会準備。春斗の企画で数人の有志で栄誉礼に基づいた儀仗をするらしいからね。といっても大げさなものじゃないけどね。形だけ。所詮結婚式の2次会。自衛隊関係者メインだからね。その有志たちと結婚式までの数日間、仕事あとを使って某所で練習するらしい。富田君は特別儀仗隊の小隊長をしたことがあるから、指導することはお手の物。有志の者たちも、何かしら儀仗に関わったことがあるらしいからね…。で、小銃は?って聞いたら、軍装マニアな自衛官からレプリカを借りて用意するらしい。出席者の制服使用も何とか許可を得ているしね。ただし、会場内で着ることとなっている。だから会場の一角を更衣室にして着替えてもらうらしい。ほんと春斗はこう言う準備に優れている。基本お祭り好きだからね。
「お兄さん、飯は任せてください!お兄さんが出勤中、俺が家事全般をしますから!」
「え?いいよ。そこまでしなくても。」
「いえ!居候させていただいているんですから。」
ほんと富田君は礼儀正しいというか、真面目というか…甘えるか…。ありがとう富田君…。
富田君は、朝と夜のご飯を作ってくれて助かる。夕方から近所の公園で練習をしているんだけどね…。小銃は使えないからほうきで…。近所の人から見たらほんと異様なんだけどね…。富田君は毎日熱心に指導しているみたいで、参加する僕の部下の一人も、あそこが痛いここが痛いとぼやいたりしている。相当富田君の指導は厳しいらしい…。だってかの有名な特別儀仗の小隊長をしていたんだからね…。
どうして富田君が居候しているか…ということなんだけど、まあ言う僕の結婚式2次会準備。春斗の企画で数人の有志で栄誉礼に基づいた儀仗をするらしいからね。といっても大げさなものじゃないけどね。形だけ。所詮結婚式の2次会。自衛隊関係者メインだからね。その有志たちと結婚式までの数日間、仕事あとを使って某所で練習するらしい。富田君は特別儀仗隊の小隊長をしたことがあるから、指導することはお手の物。有志の者たちも、何かしら儀仗に関わったことがあるらしいからね…。で、小銃は?って聞いたら、軍装マニアな自衛官からレプリカを借りて用意するらしい。出席者の制服使用も何とか許可を得ているしね。ただし、会場内で着ることとなっている。だから会場の一角を更衣室にして着替えてもらうらしい。ほんと春斗はこう言う準備に優れている。基本お祭り好きだからね。
「お兄さん、飯は任せてください!お兄さんが出勤中、俺が家事全般をしますから!」
「え?いいよ。そこまでしなくても。」
「いえ!居候させていただいているんですから。」
ほんと富田君は礼儀正しいというか、真面目というか…甘えるか…。ありがとう富田君…。
富田君は、朝と夜のご飯を作ってくれて助かる。夕方から近所の公園で練習をしているんだけどね…。小銃は使えないからほうきで…。近所の人から見たらほんと異様なんだけどね…。富田君は毎日熱心に指導しているみたいで、参加する僕の部下の一人も、あそこが痛いここが痛いとぼやいたりしている。相当富田君の指導は厳しいらしい…。だってかの有名な特別儀仗の小隊長をしていたんだからね…。