ミラー! (564)婚約者の出身地へ…
長野県は白馬村。ここは美里の生まれ故郷。美里がスカウトされる中学生まで過ごしたところ。ここにはおばあさんが一人、食料品店を切り盛りしている。
義理の弟である富田君の伯母さんが経営するペンションに宿をとり、そこを基点に美里の親戚周り。といっても数は少ないけど・・・。あとは、優希や未来が楽しみにしているスキー。僕が息子二人の面倒を見る。でも、防医大のスキー訓練以来、スキーをしていない。スキー訓練事故があって巻き込まれてから、怖くていけなかった。でもどうしても息子たちが行きたいというし、美紅は行きたくないという。美里が二人についてもいいんだけど、女性の美里が二人を見ることができないだろうし・・・。しょうがないから、美紅を美里に任せて僕が面倒を見ることになった。
地元へ着くと、親戚が美里のおばあちゃんの家に集まってくれていて助かる。美里や家族と共にきちんと結婚の挨拶をして、一時宴会状態になる。
「美里ちゃん、いい人見つけたわね。お似合いよ。」
「え、お医者様???立派な人を選んだんだね。ここのような場所に君のような医者さんがいればな。来る気はないかい?」
などと、色々ね。で、やはりばれるわけ。僕が元総理大臣遠藤孝志の身内だって。すると恐縮されてします。
「あ、気を使わないでください。父は父、僕は僕ですから。一応跡継ぎですが、この先どうなるか・・・世襲の時代ではないですからね・・・一応・・・。」
たくさんの人に祝福される。親戚だけじゃなく、ご近所さんも顔を出してくる。気になるようだね・・・。結婚式の話になると、みんな落胆する。神戸ですることになっているから・・・。
「美里・・・白馬にもいいところあるのに・・・。こっちで結婚式を挙げてくれないのかい?神戸まではちょっとねえ・・・。夏のいい気候の時にこっちで・・・どうかな?」
「おばあちゃん・・・その気持ちわかるけど・・・。春希さんは忙しい人だし・・・。ただのお医者様じゃないのよ。自衛隊のお医者様。何かあれば派遣されてしまうし・・・。」
と困った顔をする美里。別に僕は構わないんだけど・・・。そういや父さんにも困った顔をされたんだよね。僕のために結婚式の衣装を何着もオーダーしてあるらしいんだけど、神戸の挙式では佐官への昇任を記念して、制服を着る予定にしているし、彼女もそのほうがいいといってくれてね・・・。春斗が企画してくれている伊丹での2次会も、自衛官中心だから制服でいいし・・・。オーダー品を着る予定がないからとこの前いって困った顔をされたんだよね・・・それなら・・・日にちをおいて白馬でも挙式してもいいんじゃないかと・・・。とてもステキなホテルもあることだしね。
そのように僕は提案してみた。もちろん美里は喜んでくれた。しょうがないよね。美里のおばあさんは結構高齢だし、親戚の人たちも高齢者が多い。どうしても美里の花嫁姿を見たいっていうしね。おばあさん孝行しよう。
義理の弟である富田君の伯母さんが経営するペンションに宿をとり、そこを基点に美里の親戚周り。といっても数は少ないけど・・・。あとは、優希や未来が楽しみにしているスキー。僕が息子二人の面倒を見る。でも、防医大のスキー訓練以来、スキーをしていない。スキー訓練事故があって巻き込まれてから、怖くていけなかった。でもどうしても息子たちが行きたいというし、美紅は行きたくないという。美里が二人についてもいいんだけど、女性の美里が二人を見ることができないだろうし・・・。しょうがないから、美紅を美里に任せて僕が面倒を見ることになった。
地元へ着くと、親戚が美里のおばあちゃんの家に集まってくれていて助かる。美里や家族と共にきちんと結婚の挨拶をして、一時宴会状態になる。
「美里ちゃん、いい人見つけたわね。お似合いよ。」
「え、お医者様???立派な人を選んだんだね。ここのような場所に君のような医者さんがいればな。来る気はないかい?」
などと、色々ね。で、やはりばれるわけ。僕が元総理大臣遠藤孝志の身内だって。すると恐縮されてします。
「あ、気を使わないでください。父は父、僕は僕ですから。一応跡継ぎですが、この先どうなるか・・・世襲の時代ではないですからね・・・一応・・・。」
たくさんの人に祝福される。親戚だけじゃなく、ご近所さんも顔を出してくる。気になるようだね・・・。結婚式の話になると、みんな落胆する。神戸ですることになっているから・・・。
「美里・・・白馬にもいいところあるのに・・・。こっちで結婚式を挙げてくれないのかい?神戸まではちょっとねえ・・・。夏のいい気候の時にこっちで・・・どうかな?」
「おばあちゃん・・・その気持ちわかるけど・・・。春希さんは忙しい人だし・・・。ただのお医者様じゃないのよ。自衛隊のお医者様。何かあれば派遣されてしまうし・・・。」
と困った顔をする美里。別に僕は構わないんだけど・・・。そういや父さんにも困った顔をされたんだよね。僕のために結婚式の衣装を何着もオーダーしてあるらしいんだけど、神戸の挙式では佐官への昇任を記念して、制服を着る予定にしているし、彼女もそのほうがいいといってくれてね・・・。春斗が企画してくれている伊丹での2次会も、自衛官中心だから制服でいいし・・・。オーダー品を着る予定がないからとこの前いって困った顔をされたんだよね・・・それなら・・・日にちをおいて白馬でも挙式してもいいんじゃないかと・・・。とてもステキなホテルもあることだしね。
そのように僕は提案してみた。もちろん美里は喜んでくれた。しょうがないよね。美里のおばあさんは結構高齢だし、親戚の人たちも高齢者が多い。どうしても美里の花嫁姿を見たいっていうしね。おばあさん孝行しよう。