ミラー! (563)お披露目
1月2日は、弐條家恒例の親戚縁者が集まる日。たくさんの親戚一同や関係者が、新年の挨拶にやってくる。当主である春斗は、朝から雅美と共にばたばたしている状態。で、裏で響伯父さんの奥さんとおばあちゃん、そして今年は春陽や美里がお手伝い。ま、僕は顔を出して挨拶をしたあと、子供たちの面倒を見ている。相変わらず、響伯父さんは、仕事を理由に来ない。篤子伯母さんが、東京からやってきてくるくらいかな・・・。明日は美咲伯母さんが何とか仕事を切り上げてくるってさ。美咲伯母さんは春陽の旦那である美濃悠太の母親。で、僕の母さんの姉さん。今も有名女優の一人。美里にとって本当に憧れの女優さんで、会えるのを楽しみにしていたみたいなんだけど、実は入れ違いで、会えない。ま、会おうと思えば会えるんだけどね・・・。
昼食時間は、弐條の分家筋が集まり、昼食会。ま、昔に比べたら人数が減ったけれど、総勢30人以上はいるね。大きな座敷を開放して、女性たちや家政婦さん達と準備を進めている。ほんと大変だと思うよ。もちろん美里も人数に驚きながらもきちんと手伝っている。
「まあ、美里さん。まだあなたはお客様なのよ。ゆっくりしてたらいいのに・・・。」
と、おばあちゃんが美里にねぎらいの言葉をかけている。
「いいえ、おばあさま。春希さんの婚約者として当たり前のことを・・・。」
と美里は、微笑み、手伝いを続ける。もちろん周りのみんなは驚くわけ。僕の婚約者が立花真里菜だとは知っていても、テレビとここでのイメージのギャップが相当あるみたいだね。
準備が整うと、当主である春斗が食事会を仕切る。若輩者でありますがという言葉から始まり、挨拶もきちんとしているし、昔のやんちゃだった春斗の面影はない。そういうところも親戚は驚いているんだよね。とりあえず、今は兼業主夫をしているけれど、雅司大伯父さんからの勧めで、大伯父さんの芦屋にある事務所からはじめてみないかということで話がまとまっている。家でじっとしているのはよくないし、そろそろ政治家としての勉強を始めないといけないからね。
「で、春希君。新しい奥さんを紹介しないのかね?」
と、弐條分家筋の長老さんが声をかけた。ま、こういうことはあるかと思って、心の準備をしていたけどね。僕は美里と未来を立たせて、親戚に紹介する。
「3月3日に結婚する事になりました。婚約者の美里と、息子の未来です。ご承知の通り、彼女は今女優をしています。夏ごろに、仕事を引退して、家庭へ入ってくれることになっています。」
と、僕が紹介をした後、彼女が自己紹介。未来はと言うと、たくさんの人に緊張してしまって、いつもの人懐っこさは出なかった。でもまあ、うまくいったほうかなあ・・・と思う。
弐條家の結婚報告は終わった。あとは美里の実家がある信州白馬へ行かないとね。
昼食時間は、弐條の分家筋が集まり、昼食会。ま、昔に比べたら人数が減ったけれど、総勢30人以上はいるね。大きな座敷を開放して、女性たちや家政婦さん達と準備を進めている。ほんと大変だと思うよ。もちろん美里も人数に驚きながらもきちんと手伝っている。
「まあ、美里さん。まだあなたはお客様なのよ。ゆっくりしてたらいいのに・・・。」
と、おばあちゃんが美里にねぎらいの言葉をかけている。
「いいえ、おばあさま。春希さんの婚約者として当たり前のことを・・・。」
と美里は、微笑み、手伝いを続ける。もちろん周りのみんなは驚くわけ。僕の婚約者が立花真里菜だとは知っていても、テレビとここでのイメージのギャップが相当あるみたいだね。
準備が整うと、当主である春斗が食事会を仕切る。若輩者でありますがという言葉から始まり、挨拶もきちんとしているし、昔のやんちゃだった春斗の面影はない。そういうところも親戚は驚いているんだよね。とりあえず、今は兼業主夫をしているけれど、雅司大伯父さんからの勧めで、大伯父さんの芦屋にある事務所からはじめてみないかということで話がまとまっている。家でじっとしているのはよくないし、そろそろ政治家としての勉強を始めないといけないからね。
「で、春希君。新しい奥さんを紹介しないのかね?」
と、弐條分家筋の長老さんが声をかけた。ま、こういうことはあるかと思って、心の準備をしていたけどね。僕は美里と未来を立たせて、親戚に紹介する。
「3月3日に結婚する事になりました。婚約者の美里と、息子の未来です。ご承知の通り、彼女は今女優をしています。夏ごろに、仕事を引退して、家庭へ入ってくれることになっています。」
と、僕が紹介をした後、彼女が自己紹介。未来はと言うと、たくさんの人に緊張してしまって、いつもの人懐っこさは出なかった。でもまあ、うまくいったほうかなあ・・・と思う。
弐條家の結婚報告は終わった。あとは美里の実家がある信州白馬へ行かないとね。