ミラー! (555)代役
俺の弟、春希のフィアンセのストーカー、沿道秀樹。仕事柄、弟のフィアンセから色々相談を受けていた。しつこいほどの自宅への無言電話、プレゼント攻撃。付きまとい行為。春希に相談したくても、近くにいないから相談できなかったらしくて、兄である俺に相談を持ちかけてきたんや。もちろん春希の性格上、沿道秀樹にきつくいえないことくらいわかっている。あいつはあくまでも温厚で、喧嘩が嫌いだし、穏便に何とかしようとする性質やし・・・。
ここで俺が春希になりすましてがんというしかないと思ったんや。
「沿道秀樹。俺のフィアンセに迷惑をかけてばかりなのはお前や。この前の報道といい、今でも続く嫌がらせ。いくら俺が、彼女と遠距離であろうと、俺は彼女のためなら飛んで行く。俺は彼女を守る義務がある!いい加減にせんと、出るとこ出たる。」
と、俺は胸倉をつかみ、あいつの目をじっとにらみつけて激しい口調で言い放った。
「お前こそ、俺から彼女を奪い取ったくせに!」
「はあ?何勘違いしてるん?俺と彼女が付き合う頃には別れてたくせに。アホかお前は。」
「そんな事ない!ずっと婚約は継続していた!」
ああ、酔っ払いの勘違いを相手にしたくねえ。
「ま、とりあえず、俺と彼女は婚約したんやし、お前の入り込む隙間はねえ!これ以上彼女に色々するんやったら、こちらにも考えがある!お前をいくらでも訴える事くらいできるんや。ただ、彼女が願ってないだけや。ええか!こっちにはいろいろお前についてのネタがある。ばらされたくなかったら、大人しく諦めろ!ええか!!!」
といって俺はあいつを突き放して会場へ戻る。すると春希に出会う。
「春斗・・・。」
「あ、もう心配いらん。もう俺ががんといっておいたし・・・。何かあったら何とかしたるから安心せい。」
「でもさ・・・。」
「ほんとお前はアホかと思うくらい温厚やな。ま、そういうところ、立花さんが好きになったらしいけど。でも言うべきところはいわなあかんで。彼女を守るのはお前や。俺ちゃうで。俺には雅美と玲奈がおるし・・・。とりあえず、がんばれ。」
と俺は春希の肩をたたいて、父さんのところへ向かった。沿道秀樹のやつは、ずっと庭にあるベンチに腰掛けて、雪空を眺めていたみたいやったけど・・・。ま、これくらいでわかるような男じゃないだろうが、あとは春希が何とかすればいいことや。俺は応援しかできひんけどな・・・。
ここで俺が春希になりすましてがんというしかないと思ったんや。
「沿道秀樹。俺のフィアンセに迷惑をかけてばかりなのはお前や。この前の報道といい、今でも続く嫌がらせ。いくら俺が、彼女と遠距離であろうと、俺は彼女のためなら飛んで行く。俺は彼女を守る義務がある!いい加減にせんと、出るとこ出たる。」
と、俺は胸倉をつかみ、あいつの目をじっとにらみつけて激しい口調で言い放った。
「お前こそ、俺から彼女を奪い取ったくせに!」
「はあ?何勘違いしてるん?俺と彼女が付き合う頃には別れてたくせに。アホかお前は。」
「そんな事ない!ずっと婚約は継続していた!」
ああ、酔っ払いの勘違いを相手にしたくねえ。
「ま、とりあえず、俺と彼女は婚約したんやし、お前の入り込む隙間はねえ!これ以上彼女に色々するんやったら、こちらにも考えがある!お前をいくらでも訴える事くらいできるんや。ただ、彼女が願ってないだけや。ええか!こっちにはいろいろお前についてのネタがある。ばらされたくなかったら、大人しく諦めろ!ええか!!!」
といって俺はあいつを突き放して会場へ戻る。すると春希に出会う。
「春斗・・・。」
「あ、もう心配いらん。もう俺ががんといっておいたし・・・。何かあったら何とかしたるから安心せい。」
「でもさ・・・。」
「ほんとお前はアホかと思うくらい温厚やな。ま、そういうところ、立花さんが好きになったらしいけど。でも言うべきところはいわなあかんで。彼女を守るのはお前や。俺ちゃうで。俺には雅美と玲奈がおるし・・・。とりあえず、がんばれ。」
と俺は春希の肩をたたいて、父さんのところへ向かった。沿道秀樹のやつは、ずっと庭にあるベンチに腰掛けて、雪空を眺めていたみたいやったけど・・・。ま、これくらいでわかるような男じゃないだろうが、あとは春希が何とかすればいいことや。俺は応援しかできひんけどな・・・。