例の本、読み終えました。
「我、自衛隊を愛す故に、憲法9条を守る」
すべて読み終えました。
第3部 箕輪 登の遺言 命を懸けて自衛隊のイラク派兵阻止を訴える
これは元防衛庁政務次官であられた箕輪登氏の自衛隊イラク派兵差止訴訟での証言を基に書かれています。
もちろんこの方は戦争を経験し、貧民のために医者になられた方だそうです。そして私利私欲のためではなく、国民のためまっすぐな気持ちで代議士となられたらしいです。
箕輪氏の考え方はこうです。
今行われているイラク戦争は、自衛隊が直接戦闘に加わっていないとしても、戦闘をしているアメリカ軍などの兵員や水食料、そして武器、弾丸、戦車、大砲を輸送している輸送兵をしている。これはまさしく戦争参加であると・・・。
これって後方支援といわれるものですよね。自衛隊は戦争には参加しない。それが前提なのにですよ?!PKOは基本的に戦争、戦闘が終わった地域に派遣され、武器を持たず(護身用のピストルは除く)人道支援を行うというものらしい。それは戦争参加には当たらない。平和憲法違憲ではないというのです。しかし、今航空自衛隊が行っている後方支援はこれとは全然違うものです。それはわかりました。ホント私って無関心の不勉強でした・・・・。
そして箕輪氏は今の政治家は自衛隊法などをきちんと勉強していないとも・・・・。佐藤総理時代には「自主防衛は認めるが、海外へは出さない。集団防衛はしない。非核3原則は守る」と宣言したのにも関わらず、今はどうだろうか?世界情勢上しょうがないという方向になっている。本当にそうですね。だから自主防衛をするからこそ、自衛隊って言うんですよね・・・。
自衛隊=ハリネズミ。
ライオンやトラになってはいけないと書かれていたところが印象に残りました。最低限度の装備で国を守るのが前提。うんうん・・・。
それが前提の自衛隊。なのに戦争に協力しているという矛盾。そしてそれが正しいことなのか疑問・・・。
これから日本国民として考えていかなければならないと思います。それが平和で美しい国日本を保つ秘訣であるような気がいます。
総括
本当に不勉強を痛感。難しい内容&問題故に、どのように書けばいいものかということも悩みました。この本はきっと賛否両論あるものだと思います。私はこの本を知識のひとつとして心の中にしまっておこうと思います。いい勉強になりました。
kinakoさんありがとうございました。
きちんと書けたかはわかりませんが、これが私の読書感想文です。
本当に難しい本ですが、読んでみる価値はあると思います。あなたが護憲派であっても、改正派であっても・・・。
以上!