四神降臨 復活編 最終章 鳳凰降臨 (4)再会
「お姉ちゃん!早くしないと遅れるよ!」
と亜樹ちゃんが私に声をかける。私は夏服のブラウスのボタンをかけ、緑色のリボンをつける。今日から私は高校3年生。そして2学期が始まる今日、私は大好きな彼がいる学校へ編入する。
私は亜樹ちゃんの家の養女となった。政府から戸籍をもらったの。今日から私は源紫苑。お兄ちゃんの源朱央は本年度いっぱいまで先生として働く許可が政府から下りた。初めて3人で通学する。相変わらずお兄ちゃんは口数の少ないイケメン歴史教師。誰も双子だって信じないよね。
昨日お世話になっている父親代わりの宮司さんとこの学校に来た。そして転入するクラスも決まったの。大好きな彼と同じクラスだったらいいななんて思いながらお兄ちゃんと職員室へ。私の担任は女の先生。この人は元私が黒田紫苑と名乗っていた時の担任・・・ということは・・・?
私は始業式前の教室に担任とともに案内される。そして廊下で待つ。
「ほらほら!座って!今日は転入生がいるのよ!珍しいでしょ?さ、源さん入って。」
私は先生の言うとおりに教室に入る。私を見た男子生徒がおお!!って・・・。
「源紫苑さんです。もともと海外のほうにいたらしいのだけれど、ご両親が亡くなられて、親戚のいる京都へ・・・。さ、自己紹介を紫苑さん。」
私は教室を見回した。相変わらずまだ阻害されているの?私の大好きな麻沙耶・・・後ろの席・・・。私の姿を見て真っ赤な顔をして見つめている。
「源紫苑です。京都に越してきたばかりでよくわかりませんが、よろしくお願いします。」
そういうと先生に席を指定される。
「近衛君、手を上げて・・・。」
麻沙耶君が恥ずかしそうに手を上げる。
「紫苑さん、近衛君の横の窓際が開いているから、そこがあなたの席よ。」
ここは私が黒田紫苑と名乗っていた時の机。そして横には大好きな麻沙耶・・・。休み時間私は麻沙耶の前の席に座って微笑む。
「いつも一人でいるの?一人でいるの楽しい?可愛い顔だね。私好きだよそんな顔。」
そういえば私がはじめて麻沙耶に会った時、同じようなことをいったの。覚えてる麻沙耶?すると麻沙耶はにこっと笑って私に言うの。
「お帰り、紫苑。待ってたよ。きっと紫苑は帰ってくるって信じてた・・・。」
そういうと麻沙耶は私の手をぎゅっと握り締めて手の甲にキス。そして立ち上がって私の手を引き、私と教壇に立って言うの。
「おい!みんなよく聞け!紫苑に手を出すな!紫苑は僕の彼女なんだからな!!!」
クラスのみんなは今まで男しか好きにならないと思っていた麻沙耶の言葉に驚いていた。信じられない顔をしているクラスのみんなに麻沙耶は私を抱きしめてみんなの前でキス!ちょっと強引だけど・・・。でも私はうれしかった。麻沙耶は私のことを忘れていなかった。急に涙がこみ上げてきて私は麻沙耶の胸の中で泣いたの。もちろんうれし涙よ・・・。
クラス中は大騒ぎ。でもいいの。私達は本当に愛し合っているんだから・・・。
と亜樹ちゃんが私に声をかける。私は夏服のブラウスのボタンをかけ、緑色のリボンをつける。今日から私は高校3年生。そして2学期が始まる今日、私は大好きな彼がいる学校へ編入する。
私は亜樹ちゃんの家の養女となった。政府から戸籍をもらったの。今日から私は源紫苑。お兄ちゃんの源朱央は本年度いっぱいまで先生として働く許可が政府から下りた。初めて3人で通学する。相変わらずお兄ちゃんは口数の少ないイケメン歴史教師。誰も双子だって信じないよね。
昨日お世話になっている父親代わりの宮司さんとこの学校に来た。そして転入するクラスも決まったの。大好きな彼と同じクラスだったらいいななんて思いながらお兄ちゃんと職員室へ。私の担任は女の先生。この人は元私が黒田紫苑と名乗っていた時の担任・・・ということは・・・?
私は始業式前の教室に担任とともに案内される。そして廊下で待つ。
「ほらほら!座って!今日は転入生がいるのよ!珍しいでしょ?さ、源さん入って。」
私は先生の言うとおりに教室に入る。私を見た男子生徒がおお!!って・・・。
「源紫苑さんです。もともと海外のほうにいたらしいのだけれど、ご両親が亡くなられて、親戚のいる京都へ・・・。さ、自己紹介を紫苑さん。」
私は教室を見回した。相変わらずまだ阻害されているの?私の大好きな麻沙耶・・・後ろの席・・・。私の姿を見て真っ赤な顔をして見つめている。
「源紫苑です。京都に越してきたばかりでよくわかりませんが、よろしくお願いします。」
そういうと先生に席を指定される。
「近衛君、手を上げて・・・。」
麻沙耶君が恥ずかしそうに手を上げる。
「紫苑さん、近衛君の横の窓際が開いているから、そこがあなたの席よ。」
ここは私が黒田紫苑と名乗っていた時の机。そして横には大好きな麻沙耶・・・。休み時間私は麻沙耶の前の席に座って微笑む。
「いつも一人でいるの?一人でいるの楽しい?可愛い顔だね。私好きだよそんな顔。」
そういえば私がはじめて麻沙耶に会った時、同じようなことをいったの。覚えてる麻沙耶?すると麻沙耶はにこっと笑って私に言うの。
「お帰り、紫苑。待ってたよ。きっと紫苑は帰ってくるって信じてた・・・。」
そういうと麻沙耶は私の手をぎゅっと握り締めて手の甲にキス。そして立ち上がって私の手を引き、私と教壇に立って言うの。
「おい!みんなよく聞け!紫苑に手を出すな!紫苑は僕の彼女なんだからな!!!」
クラスのみんなは今まで男しか好きにならないと思っていた麻沙耶の言葉に驚いていた。信じられない顔をしているクラスのみんなに麻沙耶は私を抱きしめてみんなの前でキス!ちょっと強引だけど・・・。でも私はうれしかった。麻沙耶は私のことを忘れていなかった。急に涙がこみ上げてきて私は麻沙耶の胸の中で泣いたの。もちろんうれし涙よ・・・。
クラス中は大騒ぎ。でもいいの。私達は本当に愛し合っているんだから・・・。