四神降臨 復活編 第10章 五神降臨 (2)黒龍魔王変化
四魔獣のうち三魔獣を倒した。残るはあと一魔獣の黒龍。黒龍の棲家である漆黒の森は紫苑が放った朱雀の炎によって燃え上がった。漆黒の闇に燃え上がる森は夜空を真っ赤に染める。
「あ、雨・・・。」
と紫苑が言う。ポツポツと降り始めた雨は次第に雷を伴った豪雨になる。その豪雨は漆黒の森の火を消していく。
ああ強烈な邪気。これは黒龍によるもの。漆黒の森の中心部よりすさまじい邪気が襲い掛かってくる。私たちは身構える。来るぞ!黒龍!!!
「来た!兄さん!」
漆黒のオーラが漆黒の森を覆いつくすと目の前にはとてつもない大きさの赤い眼をした魔物が仁王立ちしている。まさしく魔王変化した黒龍。荒い息と陰の気を放ちながらこちらを睨みつける。
我ら四神のうち完全覚醒したのは三神。残るは青龍。私は振り返り竜哉様のほうを見る。竜哉様は突然現れた黒龍の姿に驚いているのがわかる。
「龍磨!竜哉様をお守りせよ!今の段階では無理だ!」
「は!」
龍磨は守護龍変化し、竜哉様の前に立ち守りを固める。
『ふふふふ・・・・・・・・。』
不気味な声で笑う黒龍。
『あの時と同様、まだ青龍は覚醒していないのか・・・・。それなら都合がいい・・・。』
まさしくそうだ!まだ竜哉様は覚醒していない。あと一歩だというのに・・・。早く黄龍を降臨させないと!!!!
「あ、雨・・・。」
と紫苑が言う。ポツポツと降り始めた雨は次第に雷を伴った豪雨になる。その豪雨は漆黒の森の火を消していく。
ああ強烈な邪気。これは黒龍によるもの。漆黒の森の中心部よりすさまじい邪気が襲い掛かってくる。私たちは身構える。来るぞ!黒龍!!!
「来た!兄さん!」
漆黒のオーラが漆黒の森を覆いつくすと目の前にはとてつもない大きさの赤い眼をした魔物が仁王立ちしている。まさしく魔王変化した黒龍。荒い息と陰の気を放ちながらこちらを睨みつける。
我ら四神のうち完全覚醒したのは三神。残るは青龍。私は振り返り竜哉様のほうを見る。竜哉様は突然現れた黒龍の姿に驚いているのがわかる。
「龍磨!竜哉様をお守りせよ!今の段階では無理だ!」
「は!」
龍磨は守護龍変化し、竜哉様の前に立ち守りを固める。
『ふふふふ・・・・・・・・。』
不気味な声で笑う黒龍。
『あの時と同様、まだ青龍は覚醒していないのか・・・・。それなら都合がいい・・・。』
まさしくそうだ!まだ竜哉様は覚醒していない。あと一歩だというのに・・・。早く黄龍を降臨させないと!!!!