四神降臨 復活編 第2章 青龍  (1) 真実 | 超自己満足的自己表現

四神降臨 復活編 第2章 青龍  (1) 真実

 私が教師になりひと月が経つ。

今まで閉鎖的な世界にいた私も随分現代の暮らしに慣れてきた。


四神降臨2-1  私は歴史の教師として教壇に立つ。


今日は3年生の授業を受け持っていた。私の担当は日本史。今丁度私が生き始めた戦国時代あたりをしている。この時代を生き抜き、体験してきた私にとって、教科書に描かれている歴史というものは事実と違うところが多いのである。


もちろんそれは国やある者の立場によって書きかえられたりしているからだ。


 本能寺の変の話など、いろいろな説があるようだが、私は真実を知っている。本能寺の変の織田信長、実は魔王に体を乗っ取られた姿・・・。どうして遺体が本能寺から見つからなかったのか?というのは言うまでもない。その体は魔王であったからであるし、魔王の本体黒龍は、今どこかの深い海の中に封印されているはず・・・。神獣最強の黄龍によって・・・。このことは体験した四神に関わるものの一人朱雀である私、そして未だに生き続けている唯一の私しか知りえない内容。


 このことは国の最重要機密の属し、書物になど記入してはならない内容なのだ。

私の記憶にのみ存在が許される・・・。