四神降臨 最終章 黄龍降臨 (4)本能寺の変
一方本能寺では元右大臣織田殿の家臣、光秀が謀反を起こしていた。もちろん光秀自身これは勅命だと思ってのこと。
「この謀反は勅命である!我が君主信長の首をとれ!!!」
と1万強の兵の陣頭指揮を執る光秀。
百分の一しかいない本能寺の衛兵を蹴散らし、本能寺中心部へ向かう。
「いたぞ!」
その声に光秀は反応し、声のするほうへ向かうが、目にしたものは残忍な光景であった。
信長のいるはずの寝所には数々の兵の遺体・・・。
そして数々の魔物が居座りその中心に信長が立っている。魔物の姿に驚き後ずさり兵たち。
「何をしている!やれ!!!」
光秀の兵は意を決し立ち向かうものの、一人残らず魔物に襲われ食い尽くされていく。
「信長様?????」
光秀は魔王に変化した信長を見て驚き腰を抜かしてしまうのである。
『お前のような雑魚にはようはない!わしの欲しいものは青龍の力のみ!!!』
魔王は爆発音とともに、姿を消す。
魔王が向かうのは・・・・。そう青龍の皇子のいる東宮御所・・・。