四神降臨 第1章 予言 (1) 都
時は戦乱絶えない日本。武士が台頭し、日本統一を目指す武士達が全国で戦をしている。
もうこの頃の帝は形ばかりの帝であった。
戦乱の日本を鎮めるために、正親町帝は一番かわいがっていた女二の宮を伊勢斎宮とした。しかしその斎宮は伊勢へ向かう途中の鈴鹿山脈の峠で戦に巻き込まれて行方不明となった。
斎宮が行方不明となって1年が経ち、唯一の東宮が病に倒れた。そして都中の民達が原因不明の病でバタバタと倒れていったのである。
都中はなんともいえない空気に包まれ、夜毎物の怪が大路をうろつく。もちろん都のものたちは都を怖がり、出て行こうとするものもいる始末。検非違使の者達も怖がり、都の警備が疎かになっている。
帝は何とかならないものかと神仏に祈願したが、いっこうに良くもならず、気が滅入ってしまい、帝自身も寝込みがちになった。
つづく・・・
【作者からの一言】
ついにはじめてしまいました^^;
最後までいけるか心配・・・。
頭と最後の構想は出来ていても中間が・・・。
とりあえずぼちぼち更新していきます。
毎回これくらいの短さですので読みやすいかと・・・。
では、これからもよろしくお願いします。