自作小説の挿絵~心の広すぎる優しい帝、雅和帝(後二条院) | 超自己満足的自己表現

自作小説の挿絵~心の広すぎる優しい帝、雅和帝(後二条院)

後二条院 また×4 自作小説の挿絵兼キャラ紹介を・・・。もう飽き飽きしましたか?


名前:常康帝(宇治院)二の宮雅和親王


一番最初の主人公、常康帝の第2子。母は常康帝の幼馴染の元中宮、中務卿宮和子女王。もともと中務卿宮家を継ぐために養育されていたが、兄宮雅孝親王の精神的な病により、三品親王中務卿宮からタナボタで東宮になった親王。


幼少期は中務卿宮家にて養育されていたが、祖父が亡くなって後宮で養育される。常康帝の姫宮達の遊び相手として女童として出仕していた右大将家の綾乃姫と出会い、初恋。元服時の副臥役に綾乃が選ばれ、婚約者に決まる。


中務卿宮として出仕し始めた雅和は綾乃と早く婚儀を挙げるために昼夜問わず仕事に精を出す。


出仕から数ヵ月後、東宮雅孝親王が原因不明の病にかかり、原因を追究する。これは雅和が生まれてすぐ、ある摂関家の女御のいたずらが、謀反ととられ、一家流罪になったときの怨念によるものとされる。何とか無事に解決したものの、兄宮は東宮を雅和に譲る。


東宮になったが、後ろ盾のないに等しい雅和は綾乃との婚約を白紙にされる。しかし父帝の配慮により、綾乃は源氏長者右大臣の養女とすることで東宮妃入内の宣旨を受ける。しかしそれは二番目の入内。一人目は摂関家である左大臣の姫。


東宮時代にもうけた子は2人。東宮女御藤原桜子姫に一人(生まれてすぐに母子共に死亡)、東宮女御源綾乃姫に一人(後の康仁帝)。


妃は綾乃のみと決めていたが、帝になる半年前、宇治にてある姫君に出会う。そして一晩限りの関係。その姫は摂関家堀川大納言の大姫で、即位後の初めての女御入内が決まっていた。名前は藤原鈴華。もちろん雅和も鈴華も2人が再会できるなど思ってはいない。そして婚儀の夜の御帳台のなかで雅和は藤壺女御が宇治の姫君鈴華であることにおどろく。この女御との間には二の姫宮、双子の三の宮、四の宮がいる。


27歳の時、最愛の皇后、綾乃が病により崩御。悲しみのあまり、公務を疎かになるが、その年の豊明節会にて綾乃と瓜二つの舞姫と出会う。綾乃と遠縁の姫君大和守中姫源彩子である。はじめは入内に戸惑ったが、綾乃の父が彩子を養女に迎え、何とか入内。寵愛を受ける。この大和女御の間に五の姫宮、六の宮がいる。しかしこの彩子には想い人がいる。いろいろあり、東宮に譲位後彩子を、彩子の想い人和気泰明に譲る。


譲位後、異例ではあるが、後二条院の立場でありながら、中務卿宮として出仕する。


息子であり、狂気の帝康仁に怒り、自ら退位を迫る。もちろんこれは悩んだ末のこと。康仁帝退位後、孫の良仁帝の後見として院政を行う。


性格的には温厚で誰にでも気を使う優しい親王である。