続き
こんな風に虫食いの穴が沢山ある資料を
和紙と(化学糊など使っていない、自然素材で作られたもの)、糊(化学薬品入ってません)を使って裏から一つ一つ塞ぎます。
上の画像と違う資料ですが、こんな感じ。
全部を穴埋めする訳ではなく、引っ掛かったら破けそうな形のものを塞ぎます。
手芸用のアイロン(小さいやつ)を使ってシワを伸ばしたりして、綺麗にします。
根気が入りますが、それが楽しい(笑)
これは、裏打ちの仕方を教わっている所です。
使っている刷毛も、素材に気をつけます。
裏打ちは、資料全体が弱っているときには全面に裏打ちしますが、部分的に傷んでいる時は(フケてる時って先生言ってました)
↑こんな感じのが、何箇所もある。(この部分は、他の紙よりも脆くなっていて、触るとすぐに破れそうになっていました。)
こういうのは、この部分だけ裏から裏打ちしていきます。薄い和紙を使って、糊も薄めて使います。
やってると、すぐに時間が経ってしまいます。
こんな作業を、文書館に通ってやっていました。
ずっと続けたかったー。最終日はなんか名残惜しくて悲しくなってしまった(笑)
ちなみに今回、もう1人札幌市の公文書館から職員が来ていて、一緒に教わりました。楽しかったー
ここで教わった技術を、この先活かせるかどうかわかりませんが、どこかで活かしたいと思ってます。



