きらきら | 村永奈緒オフィシャルブログ「Rella Mozza Oro」Powered by Ameba

きらきら




若い時は宝石はいらないんだよ。とばあちゃんが昔言ってたたぶん。
この間テレビで美輪さんも言ってた。
私は小さい時、宝石店の広告を見るのが好きだった。
見るのが好きだった。
石が好きだった。
貝殻も好きだった。
身につける事はしたいと思わなかった。
見るのが好きだった。
新聞の中に入っていた宝石の広告を見るのが大好きだった。
全然、アクセサリーを身につける事はしない私だけど、宝石を見るのは今でも好き。
同じなのに全部違う。
なんか似たようなものなのに全部違うのが面白い。
いろんな色がいっぱいあって、いろんな形がいっぱいあって、それがとっても好き。
ばらばらなのにばらばらじゃない。
なんか、ぜんぜん飽きない。
小さい時はいつまでも広告を眺めていられた。
欲しいと思っていたかは覚えてないけど、宝石店の広告が入っていたら、いつももらって眺めてた。
あと、海岸で拾ってきた貝殻を集めていた。
貝の博物館?だったかなぁ~。。。牟岐に行ったらそこに行くのが好きだったから、何年も夏休みの旅行は貝殻の展示が見れるところに行きたいと言って家族旅行は同じところに行っていた記憶がある。
そこの旅館には天体望遠鏡があって、土星とかも見ることができた。
夜は天体観測ができて、キラキラした空をみて、昼間は貝殻をみる。
キラキラをずっと見ていた記憶。


そんな事があったと急に思い出した。
その時の気持ちを急に思い出した。


きっと、この間偶然手に取って、買った小説を読んだから。
小川洋子さんの『海』はそんな気持ちを思い出させる短編集でした。
買って良かった。