数年前からそう思えなくなりました。
昔はね、
“期待”されると嬉しかった。
その期待にこたえたくて、がんばっていた。
認めてもらえる。
そんな風に思っていたのかもしれない。
人に対しても
「期待してる」ってよく言っていました。
そう言うと喜んでくれる人がほとんどでした。
でもね、
“期待”って押し付けなんだと思ったんです。
「私の思い通りのあなたでいてね」ってこと。
「素晴らしい人」と期待する。
「優しい人」と期待する。
「結果を出すだろう」と期待する。
もしその思い通りにならなかったら？
「裏切られた」と思う。
「期待していたのに残念」って。
それって、なにが残念なんだろう？
自分の思い通りにならなかったから？
それは期待という名の押し付け。
少し前に私のセミナーに参加してくださった方が、気づきがたくさんあったらしく、
『今までの悩みが解決できる！と思えて感動しました』と涙を流されました。
それから届くメールはいつもテンションが高く、私のことをどれほど好きかを綴ってくださいました。
その方の中での私が、
どんどん“素敵な人”として作り上げられていったのです。
でもね、私は私です。
その方が作った私とは別人です。
私の行動の一つが、その方が作り上げた“私”と違ったみたいです。
その瞬間にその方の気持ちは
「裏切られた」になったのです。
勝手に“感動”して
勝手に“私”を作り上げて
勝手に“期待”して
勝手に“裏切られた”と攻撃してくる。
えーっ！！！
ちょっとおかしくない？？？
私は講座でも普段でもどんな時でも“私”でいるだけです。
こういう人でいてほしい！
〇〇さんはこうあるべき！
その方が勝手に期待しただけ。
でもこれって、私もずっとやってきたことなんですよね。
誰かに期待して、勝手に作り上げて、
期待通りじゃなかったときに裏切られたと思っていました。
世の中はこういうことが多いんだろうなぁ。
「裏切られた」という話は
勝手な期待によっておこっていることがほとんどじゃないかな。
今回のことで出てきたわたしの本音。
その方に対して
「勝手に期待しといて、裏切られたって被害者ぶらないでよね～。
私は私！あなたに振り回されるような生き方してないから。」
って思ったんです。(毒舌～ 笑)
これって、私の内なる声。
私が私に言っているんですよね。
ひゃ～
気づけました。