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昨日は久しぶりに、お芝居を観に行って来ました*


劇団福井青年劇場さんの公演、『カレー屋の女』です。


女しかいない島。
そこに住む女達は競って島に来る男の、子どもを作る。

今日も、カレー屋には四代にわたる女たち。
語り継がれた祟りと男を巡る争いの中で、また男が死ぬ。


カレーの肉は…男の味。



少し大人なお芝居でした。
この劇団さんのお芝居は初めて拝見したのですが
テンポがよく、お話もわかりやすかった*
奇妙な島の当たり前を、笑いを交えながら
それぞれのキャラクターがストーリーを進めてゆきます。


刷り込みの恐怖、人間の本能、追い込まれた男と女。


結局、男たちが死にゆくのは祟りでも女たちが殺害していたわけでもなく、
男しか発症しないウイルスによるものだったようです。


話の結末、
カレー屋の女たち全てが身籠り、
死んだ男を前に幸せそうに笑うという、衝撃の最後でした。そして、その肉はまた…。


『何があっても味はキチンとしておかなきゃいけないよ。
 あんたはカレー屋の女なんだからね。』


実は、昨日の夜はカレーを食べたのですが…、


複雑な気持ちでしたねぇ*